左右物件

左右物件


 今までの物件でもいくつか出ていますけれども,この「右から左への横書き」というのはどうも頭を混乱させるわけでありますね。車の右側面に書かれる文字とか,右が進行方向になるカンバンとか。
 まぁ,「進行方向から読んでいく」すなわち「進行方向に文字の先頭を置く」という理屈はわからんでもないんだけれども,どうしても,見た瞬間は「??」となってしまうんでした。
 かといって,車の右側面に左書きで文字が書かれていたとしても,やはり「??」となるわけなんですが。

 で,そういった物件はよく見られるのだけれども,写真の物件はその中でも「一枚のカンバンの中に左書きと右書きが混在する」という点でちょっと珍しいんではないかなと思ったわけなんでした。
 まぁ,右書きの部分は矢印の中だから,「進行方向に文字の先頭を置く」という理屈に合致してるんだけれども,その部分だけ右書きというのも大胆であるなぁ,と思ったりするんでありますね。

 しかも,このカンバンは交通センターへの入り口ということなわけでありますけれども,カンバンが目に入った時点で頭が混乱してしまって「安全確認」どころではなくなってしまうんではないかと,余計な心配をしてしまうんでした。
 ひょっとすると,このカンバンによって運転者の適性を試されているんでありましょうか。


 こちらは,とある駐車場の「部外者はここに停めるな」カンバン。まわりに集会場なんかがあると,まちがえてあるいは故意に停められて困ってしまうわけでありますね。これは,駐車場の持ち主ではなくてベルナール側が用意したものだと思われますが。なにか文句を言われたりしたのか,最初から気を利かせたのか。

 で,ご丁寧に簡単な地図まで描いてくれてるのだけれども,よく読むと「左記の駐車場」というのがどれかわからないんでした。まぁ,状況から「右記」の間違いだろうとはわかるんだけれども,悪人の人から「左には何にもかいとらんやないけボケェ」とインネンをつけられたりしないだろうかと,余計な心配をしたりするんでした。

 ちなみに,このカンバンの裏には同じ文章,同じ地図のカンバンが背中合わせになっていて,こちらはちゃんと「左記」の場所に地図があるわけなんでした。それをそのまま使ってしまったんですねぇ。んー,気づかなかったのか,看板屋さん。そしてベルナール。
 ひょっとすると,文句言われたことを根にもって,ささやかな抵抗をしていたりするんでありましょうか。

 もちろん,この物件のコメントも私の妄想の産物であり,実際の交通センターおよびベルナールの意図とはまるで関係ございません。なんてこと書かなくてもわかってるとは思いますけれども念のため。悪人の人,インネンをつけにいったりなさいませんように。

上は三条市・林町2あたり。
下は三条市・興野3あたり。