まもろう物件

まもろう物件


「交通安全をまもる」という言い方にはいつもちょっと違和感を感じていて,果たして日本語として正しいのかどうかと思っているのだけども,どうなんだろう。まぁそれは今回別の話。

 で,このカンバンでも「みんなでまもろう交通安全」と言ってるわけなんでありますが,著作権はまもらんでもいいのかと思ってしまうのは私だけなのでしょうか。(朝刊投書風)
 ピチュー(でいいのか?よくわからん)が実に上手に描かれていて,子どもに対するアピールは十分だと思う(ホントか?)のだけれども,その十分なアピールは「交通安全という大義名分のためなら著作権などという小さなものは無視してかまわないのだ」という意識も子どもに刷り込んでいるであろうと思われるんでした。

 だいたいがしてからが,警察とか消防とか行くともう入り口からデカデカと人気キャラクター勢ぞろいだったりするし。警察なんかはせっかく「ピーポくん」とか「ひかるくん・ひかりちゃん」とかキャラクターつくってるんだから,それで勝負すればいいのに。勝負にならんか。


 こちらは「まもろう」とは書いてないけれども、内容としては「人間に住みよい地球環境をまもろう」というところではないかと。小学生くらいが描いたポスターだと思うのだけど,それにしても,コワい…。地球がイッっちゃっております。なんか,手に刃物でも持ちながらヨダレたらしてそう。
 しかし,もしホントに「公害によってイッてしまった地球」を意図して描いたんだとしたら,小学生ながらたいした画力構成力であります。

 先の交通安全のカンバンも,既製の人気者を使って子どもにこびるよりも,こわくて子どもが道を歩けなくなるくらいのカンバンを作ったほうがいいんではないかと思うのは,ヘンクツな私だけなんでしょうね。きっと。(夕刊投書風)

 燕市・南7あたり。