カンニバル物件

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 いやホントに毎回言ってることなのだけど,人の名前をネタにして笑ったりしちゃイカンとは思ってるのですけどもね。でもなんだか笑ってしまうというのはしょうがないことなんでした。
 あんまり珍名すぎるのは,笑うというより感心しちゃうんだけど,微妙に珍しかったり絶妙なハマり具合の名前というのは,やはり笑ってしまうわけでありますね。

 で,こちらのお医者さん。おたべ医院。修学旅行のお土産があまりにもおいしかったので,それに感動して名前をつけたのかというとそうではなくて,小田邊さんという名前なんでありますね。確かに「小田邊医院」だと読めないかもしれない。「こたなべ医院」とか「おだなんとか医院」とか言われそう。

 そうしてみるとこの「おたべ医院」という表記は妥当なところで,慣れてしまえばなんということもないんだろうけど,やはり最初に目にするとちょっと笑ってしまって,いろんな想像力が働いてしまうんでした。
 待合室には「おたべ」が山のように積んであって,それを食べないと診察してもらえないんではないかとか,先生や看護婦からは常にあの独特のにおいがただよってるんではないかとか,あの皮が薬の包み紙になってたりオブラートの代わりにしてたりするんではないかとか。

 別の想像力を働かせると,「脳外科」というのが気になるところでありますね。中国では猿のNOを食べたりするという話があるけれども,こちらではナースがニッコリ笑って「どうぞ。おたべ」と言いながら手に持った皿に患者さんの新鮮な以下自粛。


 こちらも平仮名。銅谷さんでありましょうか。大相撲ダイジェストはやはり銅谷さんでないと。関係ないか。

 ここの診察室に入ると,もう先生が開口一番「どうや?胃腸」と聞いてくるのは想像に難くないところでありますね。関西人でもないのに。
 で,患者さんはウンザリしながらも「はぁ。ぼちぼちですわ」と返さないといけない。そうしないと,先生の機嫌が悪くなっちゃうから。「具合悪いから来てんだよ!」なんて言おうものなら「よし!切除!」と,即手術になったりするのね。
 そして,奥からいいにおいがしてきたかと思うとナースがニッコリ笑いながら出てきて,手に持った皿に大量のモツ焼きを以下自粛。

「おたべ」は村上市・石原あたり。
「どうや」は三条市・興野1あたり。