ウ□コ物件

ウ□コ物件


 鮨(すし)の「ウロコ」であります。この店名を見た時に「おっ。うまそうな店だ」と思う人がどの程度いるんであろうかというのが気になるところだったりするんでした。だってねぇ。普通ウロコなんか食わんし。ここの寿司食べるとウロコが歯にはさまりそうな感じしちゃうし。
 いやもちろん私はここで食べたことないわけであって,実はものすごくおいしい店なのかもしれないけれども。あんまり繁盛しすぎるんでわざと客の来ないような店名にしてるのかもしれないし。

 と,ここまで書いていて,さらにおそろしい疑惑が私の頭をよぎったのでした。
 あ。もしお食事中にこれを読んでいる方がおられましたら,食事を終えた後に読まれることをおすすめします。特にお寿司食べてる方。それから,お下品なのがキライな方は以下は読まれませんように。


 …ではよろしいでしょうか。

 疑惑。それは,この真ん中の「ロ」はホントにカタカナの「ろ」なんであろうか?ということなんでした。実はこれは「ロ」じゃなくて「□」,四角なんではあるまいか。すなわち,伏せ字になっているんではないか。

 さらにわかりやすく伏せ字を「×」であらわせば,これは「ウ×コ」ということではないか,ということでありますね。「×」に何の文字が入るかは,見る人によるかもしれませんが。

 で,お店の名前になってるわけだから,この店のイチオシメニューは「ウ×コ寿司」なんですね。一日に一食しかできない限定メニュー。それもタイミングが合わないといけない。
 お客さんがいいタイミングで「大将,ウ×コ一丁!」と注文すると,店の大将は「ヘイ!しばらくお待ちを」と言って店の奥へ入るわけでありますね。しばしの静寂のあと水を流す音が聞こえて,大将はスッキリした面持ちで出てきて「お客さん。いいネタがはいりましたよ」と言ってシャリをつかむ…と。そしてそのシャリの上には,今入ったばかりのホカホカのネタがのせられてお客さんの前に…。お客さんはそれをほおばり「うん。この歯ごたえ。適度な繊維質。絶品だね。こんなのを作るのは苦労するだろうね」なんてことを話して…。大将は「ええ。大変です。体調の悪い時にはカレー屋になろうかなんてことも考えたりして」なんてことを笑いながら…。

 ああ。1年のしめくくりの物件がこんなんでごめんよう。来年の皆様に運がつきますように…。

 三条市・塚野目あたり。