修正物件
修正物件
狭い歩道の電柱に貼られたハリガミ。「自転車は通交禁止」と書かれていて,上の方に「行」の1文字。続けて読めば「自転車は通交禁止行」。「?」と思ってよく見ると,上の「行」は1文字分だけシールのようになっていて,貼られているんでした。
つまりは,もともと「自転車は通交禁止」だったものを「通行禁止」に直してあったわけでありますね。それが,またはがされて適当な位置に貼られたということらしいんでした。
確かに「通交」ではないだろうなぁ。手元の広辞苑第二版では,
通行:通っていくこと。通ること。
通交:国家または個人が互いに交際すること。
だから,「通交禁止」されてしまうと,自転車がかわいそう。
でも,ときどき「通交止め」なんていう工事カンバンも見かけるけれども。
しかし,この「行」の修正シールをはがした人は,「行」の下になにが書かれてるのか見たかったんだろうなぁ。まあ,その気持ちはわからないでもないでありますね。スーパーの安売り品で値段のところのシールが上から貼り直されてたりすれば見てみたくなるし。
たとえばこんなカンバンがあったりすると,「始末」の下には何が書いてあったのか見てみたくなるですね。他にどんな言葉が入るのか考えたり。まさか「味見」ではあるまいなとか。
でもこのカンバンの修正はシールではないので,確かめるのは困難なようなんでした。
「通交禁止」は笹口3あたり。「始末」は牡丹山1あたり。