壁紙物件

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 とあるスナックのカンバン。ちょっと変わった形のカンバンで読みにくい漢字の店名だけど,写真に撮るほどのもんでもないな,火曜日ボトル格安か,ふーんと思いつつ通り過ぎようとしたわけなんでした。
 が,通り過ぎざまよく見ると,単なる模様だと思っていた背景の点々が,実はこんなものだったんでした。

 きす・はも・ほっけ・ふか・しゃち・するめ・えいなど,寿司屋の湯呑みにあるような,いやそれにすらないような魚へん漢字がぎっしり。
 ん?ここは寿司屋だったのか? と思ったんだけれども,やはりスナックと書いてある。寿司バーなんてのがあるようだから寿司スナックがあってもいいのかもしれないけれども,そんな感じではないし,仮面ライダースナックみたいで語感がヘン。いや私は基本的に酒飲めないんで,スナックとバーの違いってわからないんだけど。
 関係ないけどカフェバーって今でもあるのか? だいたい,カフェバーっていったい何だったんだろう。それはともかく。

「宥」って字を「肴(さかな)」と間違えてるわけじゃないよなぁ。さかなの意味も違うし。
 寿司屋のカンバンだったのを再利用してるだけか? それにしては,作り替えた跡もない。
 それとも店主が漢字検定1級で,それを自慢したいのか? 謎は深まるのでした。誰か飲みに行って,店主に聞いてみていただきたい。
 もしここの店主がパソコン持ってたら,壁紙はやはりこの魚へん漢字なのだろうなぁ。

 そんなわけで,このページの背景にはうっすらと般若心経を入れてみました。

 鐙西2あたり。