チアリ物件

　壁に耳ありクロードチアリとか，壁に耳あり章二にメアリーとか言ったりしますけれども，こちらではそれを実際にやってみせていると。まぁ，補聴器屋さんのカンバンなんで，ネラってるといえばネラってるわけで，私の基準的にはギリギリのところなんですけれども。

　電話番号の「４１３３（よいみみ）」というのもどんなもんかと。耳が悪いから来るんだろうに。でもまあ，その辺はカツラ屋さんが「９６９６」だったり「２３２３」だったりするのと同じことか。

　しかし，耳ってのはそれ単体で見るとグロテスクでありますね。昔のヒーロー物，バロム１の怪人は身体の一部をモチーフにしてたような気がするけど，当然「ミミゲルゲ」なんてのもいたんだろうなぁ。憶えてないけど，なんか気持ち悪そう。

　自分の耳の内部ってのは，あんまり見る機会のない部位でありますね。後頭部は床屋なんかへ行くと見せられることもあるけど，耳鼻科へ行っても耳の中はあんまり見ない。
　鏡を２枚使えば見れそうだけど，それを見て自分で耳かきができるわけでもない。右の耳を見ようとすると，右手がふさがっちゃうわけだし。
　そんなわけで，たまに耳をいじってて耳毛を発見してしまうと，「うわ。しまった」と思ってしまうわけなんでした。ま，あんまり人の耳をじっくり見つめる人もいないから，実際はほとんど気付かれないんだとは思うのだけど。
　誰かに耳かきをしてもらってる人はいいんだろうけどもね。ふん。

　弁天２あたり。