売人物件

　えー，まあ，これも全くおかしなところはないわけでありますけれども。大麻を頒布するということで，ヘンな期待を持ってやってくる人はいないんであろうかと思ってしまったわけなんでした。芸能人とか。組織の人とか。

　神社で頒布する大麻ってのはまあ，御札のことでありますね。おさつじゃなくて，おふだ。でも，大麻と聞いて一般の人がまず思い浮かべるのは，麻薬の方ではないかと思うのでした。
　御札としての大麻という名前の方が古いと思うんだけれども，なんで麻薬の方も大麻にしてしまったんだろう。でもそういうことを言い出すと，なんで神社の御札が大麻なのか，そちらの方がわからないような気もする。麻薬の方は原料が麻なんだろうけど。元の語源は同じなのかな。浅学な私にはわからないのでした。

　でも，ホントにここで麻薬の方の大麻を配ってたらイヤだなぁ。鳥居をくぐると，外国人さんとかアヤシイおじさんとかがずらりと並んでて，「イイノアルヨ」とか「兄ちゃん，こんなんどや」とか言ってくるのね。
　あるいは巫女さんが「末端価格で２００万円です」とか言って売ってくれたり。カクセーザイとごっちゃになってるか？

　しかし東京あたりの繁華街で「大麻買わない？」なんて言って御札を売ったら，いい商売になるんではないかなぁ。東京湾に沈むかもしれないけど。

　東湊町１。豊照神社。