ひとこと物件47


 物件について書かんでもいいことをぐだぐだと書いているというのが当サイトの特徴のひとつでありますけれども,たまにひとことで終わらせるのもよいかなと,いう感じのものが「ひとこと物件」であります。

 実際はFacebookなどに載せた写真の再掲が多くなりますけれども。あちらとこちらでは見られる層が違うような気がするので,こちらでも有効活用しようかということなんでした。
 うちの物件を好んでくれる(うだうだと余計なことばかり妄想しているのが好きな)人には物足りないかもしれないけれども。

 最近は三条市へ行くことが多くなっていて、今回はすべて三条市の物件であります。20年くらい前にもよく行ってたのだけど、少し(でもない)前の水害以来足が遠のいていて。また三条へ行くようになったのは、三条が舞台のアニメ「どぅー・いっと・ゆあせるふ」の影響であります。




 ゴミや空き缶を捨ててはいけないと、言っているカンバンであります。バカボンの親父が言っている体なので「ダメなのだ」という口調になっているんでした。
 さらにフキダシの中にセリフとして「だれが見ていなくても おてんとうさんが 見ているのだ。」と。

 まぁ、おてんとうさんが相手なら、夜のうちに捨てちゃえということになりそうな気もしますけれども。などというのはヤボというものであります。
 おてんとうさんが見ていたら悪いことはできないというのは、日本人に刷り込まれているようなものでありますから。
 しかしこのカンバンがちゃんと許諾を得て作られているのかどうか、少し気になるところではあります。おてんとうさんが見ているのだから、無断でバカボンの親父やレレレのおじさんを使ったりはしていないでしょうけれども。

 三条市。




 ふと見上げると、壁にこのような図形が描かれていたわけでした。
 宇宙船が何か噴射して飛んでいるような。そう見えたんでありますけれども。なぜ唐突にそんな絵が。

 と思ってよく見ると、下には消えかかった文字が書かれていたんでした。いわく「でんきと文具のセキノ」。
 つまりは、これは「でんきと文具」を表す、「プラグと鉛筆」が描かれていたわけでした。そう思って見るとそうとしか見えなくなってくるわけでありますけれども、なにか心に響く、秀逸なデザインであります。

 三条市。




 いろいろとオフィス関係の製品を売っているようなお店であります。ボタン電話とかファクシミリとか、ひと世代前の感じはありますけれども。コンピュータというのも、今のような感じではないのだろうなぁ、と思ってしまうわけでした。

 そんな中で、最後の行であります。ワープ。こちらのお店には、ひっそりとワープポイントがあるんでありましょうか。「ちょっとシリウス星系の第6惑星まで」とか「コスモクリーナーを持ってきました」とか、ここから出発する、あるいは到着するんでありましょうか。
 ということではもちろんなくて、おそらくワープロのことなんでありましょうけれども、ワープロという機械があったことなんかはもう時空の彼方の話のようになっているんでした。

 三条市。




 こちらはグルグルトリコロールがあるのを見てわかるように、床屋さんであります。しかし名前が桔梗屋さん。
 桔梗屋さんといえば、ある世代にとってはおなじみなんでした。アニメ一休さんに出てくる大店でありますね。一休さんに無理難題を言ってくる大商人。娘が弥生さん。将軍様と並んで愛すべき敵役であります。
 こんなところで床屋になっているとは。

 しかしまぁ、床屋となると逆に一休さんが「わたしの髪型を七三にしてください」とか無理難題をふっかけてきそうではあります。

 三条市。