ひとこと物件45


 物件について書かんでもいいことをぐだぐだと書いているというのが当サイトの特徴のひとつでありますけれども,たまにひとことで終わらせるのもよいかなと,いう感じのものが「ひとこと物件」であります。

 実際はFacebookなどに載せた写真の再掲が多くなりますけれども。あちらとこちらでは見られる層が違うような気がするので,こちらでも有効活用しようかということなんでした。
 うちの物件を好んでくれる(うだうだと余計なことばかり妄想しているのが好きな)人には物足りないかもしれないけれども。

 今回もひとことであります。
 もういい加減「ひとこと」という言葉の意味がわからなくなってきていたり。




 さる路地裏にひっそりと掲げられていたカンバンであります。
「雄山塾」という、おそらくは塾のカンバンなんでした。
 某マンガの某キャラクターの存在というものがなければ、通り過ぎてしまうところなんでありますけれども。その某キャラクターというのがあまりに強烈すぎるので、そちらに引っ張られてしまうわけでした。

 しかし、どんなことを教える塾なんでありましょうか。
 至高のメニューを考えたりするのか。あるいは、言動を教えていたりするのか。
「それでは、私に続いてください。『女将を呼べッ!!』 はい!」
「「「女将を呼べッ!!」」」
「もっと威厳を持って! もう一度!」
「「「女将を呼べッ!!」」」
「グッド!」
 とかやってるんでありましょうか。

 新潟市東区。




 こちらは某焼肉店のカンバンであります。「f」というのはフェイスブックのことでありましょうか。そちらも見てくださいねということだと思われるんでした。

 しかしボッとしてると見過ごしてしまいそうでありますけれども、よく見ると「f もよろくしく!!」と書かれているわけで、「よろくしく」とは何であろうか、と思ってしまうわけでした。

 単純な間違いという可能性もありますけれども、最近の広告というのはいろいろと考えられていたりワナがはってあったりするので、用心が必要であります。
「よろくしく」というのは若者の間では定番のフレーズであったりするのかもしれないので、ヘタに指摘したりすると老害扱いされかねないし。
「気愛のある」というような言い方を使う一方でこんな単純な間違いをするだろうかという気もするし。もしかしたら「よろくしく」は「46949」で、電話番号になって……はいないようでありますけれども。

 新潟市東区。




「止まれ止まれ」であります。
 よほど止まってほしいのか。止まってくれる人が少なくてイライラしているのか。
 あるいは、書いた人が格さんの子孫だったりするんでありましょうか。車の前に立ちはだかって印籠を掲げたりするんでありましょうか。
 なんてことを書いていても、時代劇というものを知らず、通じない世代というのも増えているはずでありますね。
 いやまぁ、そういう世代はこんな「ホームページ」を見たりはしない気もしますけれども。

 新潟市中央区。




 ふと目についた「HOT犬」のカンバンであります。
 はたして何のカンバンであろうかと思ってしまうわけでした。

 すぐに思い浮かぶのは食べ物のホットドッグでありますけれども。しかし、それに犬のイラストを使うという安直さもどうなんであろうかと思ってしまうところであります。

 あるいは、犬専門のペットショップだったりするのか。それなら犬のイラストを使うのは当然でありますけれども、逆にHOT犬というネーミングはどうなのかという気がするところではあります。

 そんなことを考えながらカンバンの裏側に回ると。


 こうなっているんでした。
 ああ。やっぱり食べ物の方であったか。
 しかし、だとすると。表で愛嬌を振りまく犬がこうなってしまっているということなのか。哀れ。犬。
 まぁ、国によっては犬を食べる文化もあるので、決してヒドいことではないのかもしれないですけれども。
 犬を食べない日本では「これはほっとけん」という意見もあるかもしれないでありますね。
(以上は、あくまでもカンバンを見た私個人の妄想でありますので、このお店で実際に犬を使ってホットドッグを作っているわけではありません。たぶん)

 新潟市東区。