お名前物件3



 実は過去に「お名前物件」というのを二度やっているわけですけれども、二回目やるときに番号をつけてなかったんでした。それでいきなり「3」であります。言わなければ気づかないだろうけれども。
 今回は年明けに東京へ行ってきたときの写真を中心に。
 
 ということで、物件。
「くすりの本格」さんであります。本格というのはお名前なんでありましょうか。名字、ほんかくさんでよろしいのかどうか。
 あるいは右から「格本のリスク」で、格本さんが抱える危険な要素のことを言っているのか。何を言っているのか。

 しかしこれが「本格くすり店」だと、そんじょそこらでは売ってない本格的なくすりを売っているような感じになるので、ネーミングにも工夫されたんではないかと思われるところでありますね。
 本格的なくすりというと、やはりアレでありましょうか。時代劇に出てくるような、薬研でゴーリゴーリと言わせてるようなアレ。苦そうであります。

 東京都・墨田区。


 こちらは歯医者さんのカンバンであります。やはり「ともに」さんというお名前であろうかと思われるところなんでした。

 しかし、歯医者さんというのはやはり基本的に恐ろしいところであるので、極力行きたくないというのはホンネのところであります。
 そんなときに「一緒に行ってあげよう」という人がいたら恐ろしさも紛れるかもしれない。そういった心理をくんだネーミングなのかもしれないでありますね。しれなくないか。

 あるいは、単に「私のお友達に歯医者がいます」ということを自慢したいだけのカンバンなのかもしれませんが。何を言っているのか。

 東京都・杉並区。


 こちらもやはり「しの」さんというお名前の方がやっているクリニックさんであるような気がするところであります。篠さんとか志野さんとかでありましょうか。他にも変換で出てくるのは滋野さんとか。
 あえてひらがなで書くということは難しい漢字かもしれないので、篠さんや滋野さんか。いやわかりませんけれども。

 しかしそれをひらがなにするとどうしても「死の」という脳内変換もできてしまうというリスクも出てくるわけであります。
 耳鼻咽喉科で死にたくないなぁという思いも出てくるわけで、少しドキドキしてしまうでありますね。つい緊張して写真も曲がってしまうほどであります。
 診察室に入ると、振り向きざま黒いマントをバサッとひるがえして「しの耳鼻咽喉科へようこそ。げひゃひゃひゃひゃ」と綿棒を鼻に突っ込まれてぐりぐりされて死にそうな思いをする感じがしてしまうんでした。何を言っているのか。

(※もちろんそんなことはなく、腕の確かな優しい先生だと思われます。行ってないので知りませんが)

 東京都・杉並区。


 オマケのひとこと。これは新潟の物件。
 アパートの名前なんかにはオーナーの名前をつけたりしますけれども、ちょっとひねったりもするわけでした。
 こちらも、ひねってるかどうかはまたアレですけれども、とてもわかりやすくなっているんでした。でもちゃんと読んで認識しないとわからないかもしれないわけで、うまいところではあります。

 新潟市中央区・白山浦1あたり。