小ネタ物件142
さて,小ネタコーナーであります。物件としてはちょっとどうかな? と思うんだけれども,なんだか憎めないようなヤツらを集めてお送りします。本物件とどこが違うんだと思われるかもしれませんが,その辺は「なんとなく」なんでした。
今回も雑多に小ネタを。まぁ,最初はこのくらいのものをそれぞれひとつの物件としていたわけではありますけれども。
新潟に唯一あるごく短い地下街の中にあるお店に,こんなハリガミがあったわけでした。
「コーヒー・オイル そば・うどん 店内にございます」
中でちょっと違和感のあるのが「オイル」でありますね。
まぁ,ギフトということだし,贈答用のサラダオイルとかであろうとは思うんですけれども。
ただ「コーヒー・オイル そば・うどん」という並びを見るとここで飲食ができるような錯覚をしてしまって,オイルを飲む人も訪れるお店のように感じてしまうわけでした。
昔から,マンガなどではロボットやアンドロイドの飲食物はオイルであるという描写がなされているので,このお店もアンドロイドがちょくちょくやってくるお店なんではないかという想像をしてしまうでありますね。
いやあるいはすでに世の中にはアンドロイドが人間にまぎれて普通に生活していて,このお店はアンドロイドたちの隠れた憩いの場なのかもしれないんでした。
新潟市中央区。
駐車場のカンバンであります。
私はそういう苦労はしたことないですけれども,アパートや駐車場などの不動産のネーミングというのは意外と苦労するものなのかもしれないなぁと,思ったりもするんでした。
高橋さんが経営しているであろう「ハイブリッジ」とかあったりもしますけれども,そういうことをしにくい名前もあるだろうし。安易に思われたりしそうだし。
そこへいくと,物件の駐車場のネーミングがとても攻めているなと,思ってしまうんでした。
「入船町にある月極の駐車場で賃料は5000円です」というのが名前ですべてわかってしまう。「月極」まで名前かどうかはわかりませんけれども。
でも,ひょっとするとこれは「そういうネーミング」というだけであって,実は賃料5000円ではないのかもしれない。
5000円だと思って契約すると「いやそれはそういう名前なだけだから。料金は8000円だよ」とか「月極じゃなくて3年一括払い中途解約なしだから」とか言われたりするかもしれないんでした。
※きちんとした不動産屋さんだし,そんなことは決してありません。たぶん。
新潟市中央区。
アーケード街に設置された少女の像であります。健気で,はかなそうな雰囲気を持ちながら座っているんでした。
ただ,その前にいくつかの禁止カンバンが置かれてしまったことで,そういった雰囲気というのがどこかへ行ってしまっているような気がしてくるでありますね。
むしろ「えー。そこのお兄さん。スケボー禁止のカンバンいらんかねー。安くしとくよー」という感じで,したたかにカンバン売りをしている少女のように見えてしまうんでした。
でもこれを売り切らないと,ママハハにつらくあたられるのかもしれない。家に入れてもらえないのかもしれない。そして,最後には優しかったおばあちゃんを想いながら看板を燃やして暖をとって…。という展開になるのかもしれないんでした。
それならカンバン買ってあげてもいいけど…いらんよなぁ。(そもそも売ってない)
新潟市中央区。
ちょっと年季の入った,警察&消防のカンバンであります。
警察のほうは「愛の手を のばせ我が子も人の子も」。
まぁ,当たり前というか理想なんでありますけれども,今の世の中だとヘタに「人の子に愛の手をのば」したりするとタイヘンなことになってしまうかもしれないんでした。
本当の愛をもって子どもに接しようとしても周囲が排除したりするし。
勘違いした愛の手をのばそうとする連中がいたりするし。
子どもは子どもで妙な理屈や片寄った価値観をふりかざしたりするし。
カンバン売りの少女はカンバン燃やそうとするし。(しません)
そうして炎上したりしないように,消防のほうで「火の用心」を訴えているんでありましょうか。
新潟市中央区。