ひとこと物件32


 物件について書かんでもいいことをぐだぐだと書いているというのが当サイトの特徴のひとつでありますけれども,たまにひとことで終わらせるのもよいかなと,いう感じのものが「ひとこと物件」であります。

 実際はFacebookなどに載せた写真の再掲が多くなりますけれども。あちらとこちらでは見られる層が違うような気がするので,こちらでも有効活用しようかということなんでした。
 うちの物件を好んでくれる(うだうだと余計なことばかり妄想しているのが好きな)人には物足りないかもしれないけれども。

 もう少し続く,ひとこと物件。
 もうサイトの名前を「ひとこと劇場」あたりにした方がよくなってきた気もするけれども。なにが劇場か。




 かつては水が流れていたんではないかと思われる,細く長い小路。
 ブロック塀にあけられた穴から,パイプのジョイント部分のようなものが上を向いてニュと顔を出しているんでした。

 かつてはここから雨水なり排水なりを流していたりしたのかどうか。
 しかしなぜ上を向いているのか。「もう流していませんよ」というアピールとして上を向かせたのか。
 降ってくる雨水を中にとりこんで生活用水にしているわけでもないのだろうな。

 あるいは,この屋の主人は4メートルくらいある巨人で,家の中でキセルをふかしているのかもしれない。でも家族に「家の中に煙はださないで!」とか言われていたりするのかもしれないと思うと少し哀れであります。

 新潟市中央区。




 自転車屋さんのカンバンであります。「電動三・四輪車」や「リサイクル自転車」なども扱っているようなんでした。

 いやおかしなことはまったく書いてないわけですけれども。ただ,リサイクル自転車はカタカナで書こうとすると「リサイクルサイクル」になって,なんだか目が回りそうな気がするなぁ,と思っただけなんでした。

 あと「電動三・四輪車」というのは「電動三輪車と電動四輪車」のことだと思われますけれども,「三・四輪車」というのが実は「3.4輪車」すなわち車輪が3.4個という半端な数の車だとイヤだなぁ,と思ったわけでした。
 どういう形でどういう風に走るのか興味はありますけれども。

 新潟市東区。




 旅館のカンバンであります。
 一泊二食付きの宿泊料金が提示されているわけでありますけれども,それが「12,000円」なのか「3,000円」なのかと思ってしまうわけでした。その両者の違いというのはけっこう大きなものではあります。

 まぁ,字の形や配置から12,000であろうことは予想されますけれども,あまり漢字に慣れていないような旅行者だと悩んでしまいそうであるなぁ,と思ってしまったんでした。
「より」と書いてあるから,責められても切り抜けられそうな気はしますけれども。相談にも応じてくれるようだし。

 弥彦村。




 まちなかではよく見かけられる「とび出し注意」のカンバンであります。
 珍しいのは対象が「大人」であることなんでした。「こどもとび出し注意」というのはよく見るし単に「とび出し注意」もありますけれども,あえて「大人」を指定しているというのは。

 よほどこの辺のこどもというのはしっかりしているんでありましょうか。あるいは注意散漫な大人が多いのか。
 この辺には飲み屋さんとかもあるようなので,それを踏まえているのかもしれませんけれども。

 はたまた,これは「大人」ではなくて「六人」なんでありましょうか。おそ松くんみたいな六つ子がこの辺に住んでいて,六人連れ立って飛び出してくるのかもしれないんでした。
 なんか字体もギャグっぽいし。そうでもないか。

 弥彦村。