ひとこと物件30
物件について書かんでもいいことをぐだぐだと書いているというのが当サイトの特徴のひとつでありますけれども,たまにひとことで終わらせるのもよいかなと,いう感じのものが「ひとこと物件」であります。
実際はFacebookなどに載せた写真の再掲が多くなりますけれども。あちらとこちらでは見られる層が違うような気がするので,こちらでも有効活用しようかということなんでした。
うちの物件を好んでくれる(うだうだと余計なことばかり妄想しているのが好きな)人には物足りないかもしれないけれども。
タイトルと裏腹にひとことじゃないひとこと物件,そろそろ続けすぎか?
でも続きます。
さる施設の駐車場入り口に設置された注意カンバンであります。
物件としては今までにもたくさん出てきている「褪色モノ」でありますね。大事だから赤で書くのだけど,それゆえその大事な部分だけが消えていってしまうという因果な物件なんでした。
この物件の場合,
「民家様の車庫及び出入り口前に, お願いします」
ということで,本当は「出入口前に駐車をしないようお願いし」ているわけですけれども,大事な部分が消えることによってまったく逆に「出入口前に(停めるよう)お願いし」ているように読めてしまうんでした。
ただ消えるだけでなく,逆の意味に誘導されてしまうという恐るべき褪色であります。
実は製作者,これを作るときには退職間際で,今頃こんなことになっているのを知ってショックを受けているかもしれないでありますね。
退職後に褪色して大ショック。(すみません)
新発田市。
前の物件が長めなので,これは短く。
あのアルプスの少女も偉くなったものよな。という感じのカンバン。
まぁ,最近は学習塾のCMなんかにも出て荒稼ぎしているような気もしますが。
でも,実際に人間はいつまでも少女でいるわけもなく,どんな成長をしているかわからないでありますね。
関係ないけれども,いわゆるキラキラネームを持った人たち,老境に至ってどんな気持ちになるのだろうなぁ。
五泉市。
南魚沼の塩沢地区へ行ったときに見かけたカンバンであります。
「村中徐行せよ!」
とのことなんでした。
おそらくは「この村の中では車は徐行して安全に走行しましょう」というような意味合いなのかなと思いますけれども。あるいは村の中という範囲ではなく「村に住む人はみんな」という意味なのかもしれませんが。
でも,車で走る場合の徐行というのは時速5キロとかそんなもんだと思うので,常に徐行するとしたら歩いたほうが速そうなんでした。
とすると,この「村中」というのは「ムラナカさん」という個人だったりするんでありましょうか。
あまりに暴走を繰り返したムラナカさんは「ムラナカ,徐行せよ!」と名指しされてしまっているのかもしれないんでした。
南魚沼市。
貸物件のカンバンであります。
おそらくは青いシャッターの建物のことなんだろうとは思うんでありますけれども。
でもカンバン自体は地面に貼りついているわけで,だとすると対象である物件は地面,すなわち地球そのものなのかもしれないんでした。
われわれの知らないところで,地球は他の宇宙人に貸し出されていたりするのかもしれない。通りすがりの宇宙人のカップルが「あ。貸物件だって。いくらくらいか聞いてみてよー」とか言っていたりするのかもしれない。
あるいは,この星は我々(地球人と言っておく)が今まで借りていただけであって,家賃(星賃)を滞納したので大家さん(誰だ)が別の借主を探しているのかもしれない。
しばらくすると,我々はこの星から出ていかねばならないのかもしれないんでした。
新潟市中央区。