バラエティー物件
さる銀行の通用口的なところであります。
ドアがあるわけでありますけれども,どうにも出入りしにくそうな感じになっているんでした。
体を横向きにすれば出入りはできそうですけれども,太った人は大変そうであります。
そして,入るときは気を付けて入るでしょうけれども,出るときは忘れていて「うおおお」となってしまうかもしれないでありますね。
急いで出ようとしてドアを開けて突進すると,壁の角で股間をしこたま打ちつけてしまいそうであります。つぶれないとよいけれども。バラエティーなら「チーン」と効果音が入るような光景。
してみると,これは銀行の防犯仕様なんでありましょうか。
夜間に押し入った賊が急いで逃げようとすると,ここで「チーン」と音がして悶絶してしまうのかもしれない。そこへあとからやってきた行員が,アワを吹いている賊を悠々ととりおさえる手筈。
おそろしい。銀行強盗などしないでおこうと思う次第であります。
糸魚川・能生地区を歩いたときにいくつかあった風景。
段差を解消する階段があった部分が塞がれてトマソンとなっているんでした。
なぜ塞いだのかはわかりませんけれども,このまま階段が続くとすると上段の道幅なんかに影響するのかもしれないなと思ったりしたんでした。
でも,体力のありあまってる若者は,体力誇示バラエティーなんかでやってるみたいにジャンプして上端をつかんで乗り越えて行ったりするのかもしれない。
しかし若いころからこれに慣れているお年寄りたちが,それを横目にひょーいと飛んで「まだまだ修行が足りんのぅ。かっかっか」と去っていくのかもしれない。
おそるべし。能生。
こちらも同じく能生で見た風景であります。ふたつ並んだ階段の,一方は行き止まりなんでした。
行き止まりの階段は少し傾斜がゆるやかなので,やはり道幅の関係があって傾斜を大きくする必要があったのかもしれない。
ここもバラエティーで使えそうであります。二択クイズ。
大きく○×を書いたカーテンで手前を仕切っておいて,正解だと上へ行けるけれども不正解だと壁に激突してしまうという無慈悲なクイズ。でも体力があれば乗り越えていけるチャンスつき。
あるいは,ゆるやかで楽な道を選ぶと壁にぶちあたるという人生の教訓をここで教えていたりするんでありましょうか。
やはりおそるべし。能生。
「チーン」は新潟市中央区・本町通7あたり。
「体力誇示」は糸魚川市・能生小泊あたり。
「二択クイズ」は糸魚川市・能生小泊あたり。