小ネタ物件138
さて,小ネタコーナーであります。物件としてはちょっとどうかな? と思うんだけれども,なんだか憎めないようなヤツらを集めてお送りします。本物件とどこが違うんだと思われるかもしれませんが,その辺は「なんとなく」なんでした。
今回は内容も場所も脈絡なく雑多なものを。
秋田市で見かけた標識であります。横断禁止。「わたるな ここまで」。
これは「ここまでわたってきてはいけない」ということではなくて,「横断禁止である範囲はここまでである」と言っているんだと思われるんでした。
おそらく標識というのは,字が読めなくてもある程度意味合いはわかるようにデザインされているんではないかと思われるでありますね。
考えてみれば交通標識を勉強するなんていうのは運転免許をとるときくらいかなという気がするんでした。子どものころに習ったのかもしれませんが。記憶の彼方。
だから,運転免許を持っている人は知識として標識がわかるだろうけれども,持ってない人にはどのくらいわかるんだろうかと思ってしまうんでした。
この「横断禁止」なんかは基本的に歩行者に向けての標識であるから,免許のない人にも向けられているわけでありますね。
まぁ,文字も書いてあるからそれが読めればいいわけでありますけれども,子どもには横断禁止が読めるのか。
そういったことをふまえて,範囲の終わりを示す「←」という表示もあるにも関わらず,あえてひらがなで書くことによって「ここまでわたってきてはいけない」という意味にとられたとしてもかまわない,というダブルミーニング表記なんであろうかと,思ってしまうわけでした。
秋田市。
おそらくはこばやしさんなんであろうと思われるわけでありますけれども,斬新な濁点であります。
濁点は右上に固めてうたなければならない。なんて誰が決めたのか。私はうちたいところにうつ!
という強い意志がないとコアフィールはできないんでありましょうか。コアフィールって何だかしりませんけれども。
しかし,こういう統一された書体というのがあるんでありましょうか。「は」だから濁点をこういう感じにうてるけれども,他の文字だとどうなるのか。「ほ」だとどこになるのか。「し」はどうなのか。気になるところであります。
新発田市。
ノボリを遠目に見て「金髪の人が描かれているな」と漠然と思っていたわけでありますけれども,近くに来てみたら金髪じゃなかったんでした。
脳。なんでありますね。「認知機能の一部である記憶力の維持に役立つ」イチョウ葉エキスの宣伝ということで,脳を強調しているようであります。
「認知」という文字を特に大きくしているあたり,直接的な効能はうたえないけれども特別なアピールしたいという狙いが見てとれるところでありますけれども,それはともかく。
金髪だと思ってよく見たら脳だった。なんていうことが実際にあったら,ショックで寝込みそうでありますね。手塚治虫の「アラバスター」だったかに,身体の外側が透けて内部器官が見えるようになる,というのがあったような気がしますけれども。
新潟市南区。
ゴミ収集ボックスに立てられた注意書きであります。
「横にしないで キチンと出す事 休みの日出すな」「段ボール缶ビン出すな 燃えるゴミだけ」などと書いてあるんでした。
しかし書いてあることはともかく,その形が気になってしまったわけでした。
まるで,ゴミ箱に頭から突っ込んで足を宙に突き出しているかのようであります。
これはスケキヨでありましょうか。いやあれは正しくは青沼静馬でありますけれども。(いまさらネタバレとか言われないよな)
青沼静馬の執念怨念のごとく,ゴミ出しルールを徹底させようという意志のあらわれなんでありましょうか。
ゴムマスクを捨てようとすると怒られるのだろうなぁ。
新発田市。