デシ物件
もう何年も前に京都のイベントへ行ったときに撮っていたものであります。
特におかしなことが書いてあるわけではないんでありますけれども,「デシ」という単位を見て「小学校でしか使わないよなぁと思ってたけど,実際に使ってるんだなぁ」と思ってしまったんでした。
1デシリットルは通常よく使う単位で言えば0.1リットルであり100ミリリットルでありますね。
500ミリリットルのペットボトルも,5デシリットルと書けるわけであります。
でも私としては小学校の理科でしか使ったことないので,5デシリットルのジュースと言って渡されたとしても薬品飲んでるような気がしそうだと思ってしまうんでした。
それはそれとして,今回あらためて「お得感」を計算してみたわけでありますけれども,それぞれ1デシあたりの金額をみてみると
2デシ:55円/デシリットル
6デシ:48.333円/デシリットル
1リットル:49円/デシリットル
となって,6デシを買うのが一番コスパがいいようなんでした。
しかし,それで問題は起きないんでありましょうか。通常は,量が多くなった方が割引率も大きくなるような気がしますけれども。
たとえば12デシを買った場合に,1リットル+2デシとすると600円でありますけれども,6デシ×2とすれば580円となって20円の差が出てしまうわけであります。
まぁ,安い方にしてくれるのかもしれないし,客は客で「釣りはいらないよ」みたいな感じになってるのかもしれないですけれども。
でもいやらしい客だと
「6デシのやつをふたつもらおうか。はい。580円ね。…あ,1リットルでいいんだった。じゃあ,2デシ返すから,110円返してくれる?」
と,1リットル470円で買っていってしまうかもしれないんでした。
もっといやらしい客だと
「6デシ10個もらおうか。…2900円ね。はいよ。…あ,でもやっぱり今日は買うのやめとこう。6リットルだから490×6で…2940円返してくれる?」
と,2900円払って2940円返してもらう壺算みたいなのもいたりするかもしれませんが。
オマケ。デシとは関係ないですけれども。
八ツ柱という種類の芋がひと山100円なんだと思われますけれども,遠目に見て「ハッ狂」と読んでしまったというそれだけなんでした。
ハッ狂するほどうまい!なんていう今では使えないだろう宣伝文句を昔みたことがあるような気がしますけれども,そういうたぐいのもんかと思ってしまったわけでした。
「デシ」は京都市・下京区あたり。
「ハッ狂」は新発田市・御幸町2あたり。