ぐるり物件
非常階段であろうかと思われる,らせん階段であります。
らせん階段というのは,なぜだかわからないけれども人の心に何かひっかかるものでありますね。引き寄せられるというか。
何がひっかかるのかと言われてもうまく説明できないものでありますけれども,郷愁でもあり恐怖でもあるような何かがある気がするんでした。昇っていくと,異世界へ出てしまうような。私だけか?
そんなわけで,良さそうならせん階段は見かけるとついつい撮ってしまうわけでした。何が良さそうなんだかよくわかりませんけれども。
上の物件は何かおかしなところがあるわけではないですけれども,壁面に影が落ちていて二重らせんのように見えたんでした。光と影の二重らせん。
二重らせんというとDNAがそんな形をしているらしいというのが有名であって,より一層神秘的な感じを受けるんでありますね。
このらせん階段をぐるりと昇っていくと,何か違う生物になってしまうんではないか。などと考えてしまうところであります。
一段階あがって,神的なものになったりするのかどうか。ちょっと踏み間違えて影の方に進むと悪魔的なものになったり。
実は,人間の一段階上というのは「G」だったりするかもしれませんが。
さる駐車場の角が,厳重にガードされているんでした。
屈強そうなポールと,それに囲まれるように置かれたパイロン。
パイロンの必要はあるんであろうかと思ってしまうところでありますけれども,重要な役割だったりするんでありましょうか。
ぐるりと囲まれたパイロンは,実は高貴な身分だったりするのかどうか。
ポールの縞が水平なのに対してパイロンはVの字っぽいあたり,ちょっとリーダーっぽい感じもするでありますね。恰幅もよさそうだし。
あるいは,パイロンはポール3兄弟にからまれているんでありましょうか。「ちょっとジャンプしてみろよー」とか言われているのかもしれない。
パイロン,ちょっとベソをかいているようにも見えてきたんでした。
こちらは,駐車場がわかりにくいところにあるので掲げられているカンバンのようなんでした。
大通りに面しているけれどもそこからは入れず,ぐるりと裏へまわらないといけないんでありますね。
それで「裏に駐車場があります」ということで「裏駐車場」と書かれているわけでありますけれども,なんだか正規のものではない非合法な「ウラ駐車場」みたいな感じも受けてしまうわけでした。
名字が裏さんという方お宅の駐車場なのかもしれませんけれども。
「二重らせん」は新潟市中央区・万代3あたり。
「徹底ガード」は新潟市中央区・東入船町あたり。
「ウラ駐車場」は新潟市中央区・寄居町あたり。