パイロン物件
今回は最近撮ったパイロン一挙放出であります。2回に分けようかとも思いましたけれどもそれも面倒なのでまとめて出してしまうわけでした。その分,妄想はショート気味で。
ということで,上の物件。
ザ・デストロイヤー的なマスクパイロンであります。平成生まれにわかるんだろうか,デストロイヤー。と思ったけれども,そんな若い人もここには来ないだろうということで,そのまま進めるんでした。でも平成生まれももう30近かったりするのか。それはともかく。
「目」にあたる部分は駐車禁止の標識マークのようであります。文字のないパイロンに駐車禁止の意味をもたせるグッズなんでありましょうか。
空いた穴の部分にはいろんな意味合いがあるんでしょうけれども,製作者さんの最終的な調整段階で「やっぱりこれは顔に見えたほうがオモシロいよなぁ。げへへ」という意見があったんではないかと思わせるグッズであります。
軍手をかぶせたパイロンであります。
所有者が何かの目的でかぶせたのか,通りがかりの人が落ちていた軍手をかぶせたのかわかりませんけれども,ちょうど親指を立てて「グッド!」と言っているかのようであります。
「ヘイ!ボーイ! ここは駐車禁止なんだぜ! もちろんわかってるよな! HAHAHA!」
などと暑苦しいアメリカンに言われているようなんでした。
こちらはなんだかいろいろと補強されて,サイボーグのようであります。
ちょっとやそっとの車に当たられてもはじき返したりするのかどうか。
そしてツノがついているところを見ると,指揮官専用だったりするんでありましょうか。赤いから3倍の速さで動いたり。
パイロンは動いたら役に立ちませんけれども。
こちらはまぁ,末路というかお疲れ様でしたというか,かつてパイロンであったもの,であります。
でもこれだけでもここに存在すれば,一応の役には立っているような気もするところではあります。
あるいは,これには高度な光学迷彩が施されていて,本当は上の円錐部分も存在するんでありましょうか。見えないパイロンというのも開発されていたりするのかどうか。
見えないと役に立たない気もしますけれども。
これもかぶりもの系のパイロンでありますけれども,複数で素性を隠すマスクをしたりヘルメットをかぶったりしていて,デモっぽい感じがするんでした。
何を要求しているんでありましょうか。「我々を危険な場所に立たせるなーっ!」「おーっ!」とかでありましょうか。
それでは仕事にならんような気もしますけれども。
こちらは電車ごっこをしているかのようなポール3兄弟と色違いパイロン。そしてそれを少し離れて見つめる赤白パイロンであります。
仲間に入りたいけど言い出せない,シャイな赤白パイロン。
シャイなだけではなく,いろんな事情もあったりするのかもしれない。色が混ざっている自分を単色のみんなが受け入れてくれるだろうか,とか。
そんなことは関係ない。考えすぎ。さあ勇気を出して。と言ってあげたいところであります。みんな仲間だ仲良しなんだ。道徳か。
パイロンとプランターの共同戦線であります。
パイロンだけでは効果がなかったのかどうか。でもパイロンをつなぐバーまで導入していれば,車もそうそう停められなそうではあります。
してみると,これはパイロン設置主が,自分が育てた花を見てもらいたいという気持ちがあるんではないかという気がするところであります。
「いや〜。パイロンだけじゃイマイチだから,プランターも出しとくかな〜。しょうがないなぁ〜」と言い訳しつつ,ニヤニヤしながら見栄えがいいように並べているんではないかと思われるんでした。(※私の妄想です)
五つのパイロンが街路樹を警備しているようでありますけれども,二つは寝転がっております。
実はこれはとても重要な街路樹で,それを守るうち敵の凶弾に倒れてしまったのか。マカロニとかジーパンとか呼ばれていたりしたのか。立っているのはボスとかヤマさんとかか。
あるいは逆に「こんな仕事よりも,もっとやりがいのある現場に行きてぇよぉ」と,ふてくされて寝てしまっているのか。
それとももともとパイロンというのはこういうもので,パイロン生態学の教科書には
「働き者に見えるパイロンですが,実はその4割はサボっています。サボっている4割をクビにしても,別の4割がサボりだすのです」
と書いてあったりするんでありましょうか。ないか。
「マスク」は新潟市中央区・上大川前通4あたり。
「グッド」は新潟市中央区・上大川前通5あたり。
「指揮官専用」は新潟市中央区・上大川前通3あたり。
「光学迷彩」は新潟市中央区・浮洲町あたり。
「デモ」は新潟市東区・船江町2あたり。
「電車ごっこ」は新潟市東区・物見山2あたり。
「プランター」は新潟市中央区・沼垂東2あたり。
「働きアリ」は新潟市中央区・東堀前通3あたり。