小ネタ物件130


 さて,小ネタコーナーであります。物件としてはちょっとどうかな? と思うんだけれども,なんだか憎めないようなヤツらを集めてお送りします。本物件とどこが違うんだと思われるかもしれませんが,その辺は「なんとなく」なんでした。

 小ネタ130回。基本的に小ネタは写真4枚なので,小ネタで500枚以上使っているわけか。最初のころの物件なんてみんな小ネタみたいなもんであったけどもなぁ。




 これはもう何かおかしなところがあるわけではなくて,私が無知なだけであります。
 おしゃれな女性にとっては常識的な化粧品なんではないかと思われるところでありますけれども,私は「アテロ化粧品」というのを聞いたことがなかったんでした。

 ということで,このカンバンを見たときに「この化粧品が何であるか当ててみろ」と言われているように感じてしまったわけでした。

 気を失っていて気がつくと暗い拷問部屋のようなところで椅子に座らされて後ろ手に縛られていて,ピッチリとした革の服に身を包み鞭を持ったお姉様が前に立っている。そして鞭をひとなめして
「キサマ,私が使っている化粧品を当ててみろ」
と言って顔を間近に近づけてきて,言いよどむと鞭で床をピシッとたたくので,苦し紛れに
「し,しせいどう…?」などと言うと
「キサマっ!バカにするなっ!!」
とめちゃくちゃに鞭を振り回してくるので,あわれ私はちまみれに…。(うっとり)

 いやそんなことはないと思いますけれども,もしあったら…。(うっとり)

 新潟市東区。





 こちらはさるお宅の角であります。狭い道路なんかだと義務付けられていたりもするような,三角の領域があるんでした。
 それでも車にこすられたりすることがあるのかどうか,頑丈そうなガードも設置されているようであります。
 ここでかわいそうなのが,ガードの外に立つカーブミラーでありますね。
「あの…。わたくしは守って…いただけないんでしょうか」
「契約外なので」
「…ですよね」
というような会話がなされていそうな。

 あるいは塀とガードとミラーは3人組で,塀とガードが「この家はオレが守るのだ」「いや,それはオレの役目だ」「いやいやオレが」「オレこそ」などと言っているところにミラーが調子に乗って「それならオレがやらせてもらおう」としゃしゃり出たら,塀とガードに「「どうぞどうぞ」」と言われてしまったのかもしれないんでした。

 新潟市中央区。




 こちらは焼き鳥屋さんのようでありますけれども,おみやげが歓迎されているようなんでした。もちろんこれは
「お店で飲み食いをしなくても,うちの商品をおみやげとして買っていかれるだけでも大歓迎ですよ」
ということであろうと思われるわけですけれども,そうではなくて
「おみやげを持ってきてくれるんであれば,それはもう大歓迎ですよ。楽しみにしてます」
ということだったりしないかとも思ってしまうんでした。

 なにかおみやげを持っていってあげると,大喜びのノリノリでやきとりを焼いてくれるんだけれども,手ぶらで行くと「おみやげ,無しかぁ…」とうなだれながらダラダラと焼くので,あまりおいしくなく店の雰囲気も最悪になってしまうのかもしれないんでした。
(※もちろんこれは私の妄想であり,そんなことはないと思われます。たぶん)

 新潟市中央区。




 こちらはさるアパートでありますけれども,特徴的なのは2階への階段でありますね。アパートの真ん中から正面へ突き出る形で設置されているんでした。

 なんだか,舞台装置みたいであります。両端の部屋からでてきたふたりが歌いながら廊下を進み,真ん中の階段をスポットライトをあびながら降りてきそうな感じがするんでした。
 他の部屋のドアや窓からも住人が顔を出して歌いだしそうであります。

 あるいは,ドリフ的なコントが始まったりするんでありましょうか。あちこちのドアが開いて言い合いをしたり,あるドアを閉じると別のドアが開いたり,強引にドアを閉めると空からタライが落ちてきたり。

 そして階段を転げ落ちるのが文字通りのオチとなっていたりするかもしれない。
 うまくオチない場合はうしろからジャンボマックスが出てくることにより強制的なオチになったりするんでありましょうか。

 新潟市東区。