小ネタ物件129


 さて,小ネタコーナーであります。物件としてはちょっとどうかな? と思うんだけれども,なんだか憎めないようなヤツらを集めてお送りします。本物件とどこが違うんだと思われるかもしれませんが,その辺は「なんとなく」なんでした。

 今回は特に脈絡なく,修行的だなぁと思ったりした小ネタであります。なら「修行物件」でもよかったかと書いてから思ったけど,まぁいいか。




 先日,山形県は鶴岡市の加茂へ行ったとき,ちょっと道に迷ってさるお寺に迷い込んでしまったんでした。そこで見かけた風景であります。

 谷のようになっている向こうに小屋のような建物が2軒ありますけれども,この中にはお墓が並んでいるんでした。屋根つきお墓。
 お寺なのでお墓があるのは当然なんでありますけれども,向こう側へ行くのはちょっとタイヘンそうな感じがしてしまうわけでした。
 ヘタをすると,ホントに「向こう側」へ行ってしまいそうであります。

 一応,3本のレールのような鉄材が橋のようになっていますけれども,それにしても…なんでした。
 こちらのお寺のお坊さんは,何事もないかのようにここを渡っておつとめができるようになって初めて一人前なんでありましょうか。

 それ以前に,お墓の関係者もタイヘンそうであります。実は忍者の家系だったりするんでありましょうか。こんな谷もひょーいとひと跳び。

 あるいはこの谷は結界であって,スゴい妖怪が封印されていたりするのか。
 なんにせよ,一般のシロートが簡単にお参りはできなそうであります。実はちょっとまわれば抜け道があったりするのかもしれないけれども。

 鶴岡市。





 実はこれは前の「新年16物件」にでてきた「なかよしドア」の2階部分であります。
 何か配管が出たり入ったりしていて,手すりのように見えるんでした。

 このアパートの2階には廊下がなくて,部屋を移動するときには窓から外へ出てこの配管にぶら下がって移動しなければならないのかもしれない。
 管のない部分は手の力のみで跳躍しなければならず,それはもうタイヘンな筋力が必要になるわけで,スゴい修行をしたものでなければこのアパートには住めないのかもしれないでありますね。しれなくないか。

 新潟市中央区。




 こちらは,入船みなとタワーという施設であります。
 新潟みなとトンネルという,信濃川河口をくぐるトンネルの入口にもなっているところなので,トンネルでウォーキングやらジョギングをする人たちもここを利用していたりするんでした。

 写真はそのみなとタワーわきでありますけれども「登らないで!危険!」とハリガミがされているんでした。
 のぼるのもけっこうタイヘンそうな形でありますけれども,やはりこういう形のところを見ればのぼりたくなってしまうものでありましょうか。

 ジョギングでは物足りなくなってしまった人たちがのぼってしまうのか。そのうちタワーのてっぺんまでのぼってしまわないように祈りたいところであります。

 新潟市中央区。




 こちらはエアコンの室外機だと思いますけれども,そのカバーにはレンガ柄が描かれているんでした。
 でも後の壁面は特にレンガでもないわけで,逆に目立ってしまっているような気もしないでもないわけでした。

 日本において壁面がレンガであるというお宅もそう多くはないような気がするわけでありますけれども,レンガ柄を作ってしまう選んでしまうというのは,暖房といえばレンガというイメージがあったりするんでありましょうか。

 その辺はわかりませんけれども,なんだかちょっとマヌケな忍者っぽくもあるところであります。
 隠れ身の術で布をひろげたけれども,布を間違えてしまったような。しかも本人は気づいてない。
 敵も呆れて苦笑しているような,修行の足りない愛すべき忍者のようなんでした。

 新潟市中央区。