ひと昔物件01
ホームページというものを作り始めたのが1996年だったので,今年(この文は2016年9月に書いています)で20年になるわけでした。
「物件写真」も数多く撮ってきましたけれども,書こうと思ってトリミングなどもしたのに結局「物件」としなかった写真も多いわけで,それを少しだけ小ネタ的に引っ張り出してみようというのが「ひとむかし物件」であります。
「ひとむかし」なので,基本的に10年前の写真。今回は2006年にボツになった写真でありますけれども,今と10年前とでは感じ方も違っているので何撮ったんだかわからないのもあったりしますがそれもまたよしなんでした。
風景写真でもないので10年の時間経過なんかあんまり関係ないような気もしますけれども。撮影場所も憶えてないのが多いし。
という長い前置き(言い訳)のあとで,最初の物件であります。
おそらくは,ソノダ眼科さんの電柱広告であります。
電柱広告にありがちな「足場ボルトがヘンなところに出ていて読みづらい」物件を撮ったんだと思われるんでした。
この場合「ソノダ」さんが「ソンダ」さんに見えてしまうんでありますね。
お医者さんならまぁ別によさそうでありますけれども,質屋さんとかだったら商売に影響しそうであります。
ゴミ集積所に書かれていたカンバンであります。
ゴミ置場だからと言って,他所の人間が勝手に食べカスとか置いていかないでほしいということだと思われますけれども,「折」という書き方がちょっと品がいいなぁと,思ったんでした。
コンビニ弁当のプラ容器も「折」と言ってもらうとうれしいんではないかと,思われるところであります。そうでもないか。
写真はおそらく古町九の広小路沿いだと思いますけれども,まだ道路拡幅の前だと思われ,もっとまわりも撮っておくべきだったかなと今さら思うんでした。
「食品加工 うなぎ・氷」と書かれているので,水産物関係の卸をおこなっている商店なんであろうなと,思われるんでした。
なにかおかしいことが書かれているわけではまったくないわけであります。
ただ,うなぎの「う」がしっかりとウナギの形になっているところがカワイイと思ってしまったんでした。
うなぎ料理を出すお店なら,おいしそうなウナギの形も効果ありそうですけれども,卸の,うなぎのプロを相手にする段階でその形は必要であろうかと,思ったわけであります。
いや意外とプロもこの形を見て「うまそー。じゅるり」とか思ったりするのかもしれませんが。
新潟駅近くの居酒屋裏だったような気がする場所のハリガミであります。
「関係者以外駐車禁止」の隣には「こちらはお客様専用の駐車場ではございません」のハリガミがあったんでした。
おそらくは同じことを言いたいんだと思いますけれども,「お客様専用ではない」というのは「お客様以外に店の関係者が停める場合もあります」程度の意味になると思われ,何か誤解を生みそうな雰囲気があるんでした。
まぁでもそういう言葉尻をとらえて理論武装をした上で停めたとしても,屈強な店の関係者には「何わけわかんねぇこと言ってんだ。このボケ」と一喝されてスゴスゴと引き下がるような気がしますけれども。
「スローガン 交通ルールみんなで守って明るい社会」
という,カンバンであります。最初に「スローガン」と銘打っているところがなかなか。
この写真は10年前に胎内市,旧中条町を歩いたときのものでありますけれども,当時まだ胎内市になったばかりのころかどうか。
この時点でもうだいぶ色褪せてしまっていて,その感じがよくて撮ったものだと思われますけれども,あれからまた10年経ってこのカンバンもどうなっているか,また見てみたいものであります。
こちらも胎内市のお店。「シューズ バッグ 雨グ」のお店であります。
胎内市は今年の初夏にもイベントで歩いていて,そのとき歩いていた人たちに「これはイイ」と評判だったカンバン。これはその10年前の姿なんでした。
まったく変わってない。今もこのままであります。
逆に言うなら,カンバンの方が私を見て「ほぅ。年とったなぁ」と思われていたりするのかもしれないんでした。
それはこわい。