おせち物件

おせち物件


 八千代橋を万代側におりたところにあるカンバン。
 なんだかパッと見は床屋さんのカンバンみたいなんだけれども,全く関係なく,おせち料理のカンバン。しかも撮影は6月下旬。お正月とは正反対の季節にこのカンバンは立っているのでした。

 んー。お正月料理を今から作っておくのか。季節がら及び時事的にも,食中毒がこわいぞ。それとも,夏におせち料理を食べたいというお客がけっこういるのか。「新潟おせち料理大好き倶楽部」なんてのがあって,猛暑の中,火鉢で餅を焼いて食べたりとかしてるのかもしれない。

 しかしこのカンバン,電話番号の市内局番が2ケタだから,新しそうだけど意外と古いのがわかる。3ケタになったのは,もう何年前になるんだろう。
 まぁ,実際にはもう使われていない廃カンバンなんだろうけれども,後ろに背後霊のようにたたずむオジギビトと比べると状態が全然違う。他のカンバンの精気を吸い取って若返る,看板バンパイアなのかもしれない。カンバンに精気ってあるのかどうかわかんないけれども。