待合い物件

待合い物件


 気の弱い人間にとっては,街中で一人で写真を撮るというのは結構気をつかったりするものなのでした。
「ヘンなものを撮っている」という恥ずかしさもあるんだけれども,まわりに女性や子どもがいたりすると「なに撮ってんのよ!あたしたち撮ってんの?ヘンタイじゃないの?」とか思われるんじゃないかという疑心暗鬼があったりするわけですね。
 そんなことはまず思われてないし,思っても文句は言われないというのはわかってるんだけれども,気にしてしまうのでした。最近は盗撮とか問題になったりしてるし。

 特にトイレのあたりをカメラ持ってウロウロしてると職質されるかもしれないと思ったりするんだけれども,物件があると写真におさめたくなってしまうのは路上観察者のサガでありますね。実際,男子トイレといえどもカメラを取り出すのはドキドキしてしまうのでした。

 で,撮ったのが上の写真。公園の公衆トイレ。暗いからストロボも光ったりして,さらにドキドキ。いやそれはそれとして,この右側の出っ張りは何なんであろうか,ということなんでした。
 奥には大便用の個室,左には小便器があって,その手前に手洗い場があるのだけど,そのどれにも何の役割も果たしていないようなのでした。ここに登ったところで,どこにも手が届くような場所は無いし。

 そうすると,考えられるのは他人の用足しをここに座って待つということか。でもこんなところに座りたくないぞ。逆に個室から出てきたらここに3人くらい座って待ってたとしたら,それもコワイ。
 女子トイレの方にもこれがあるのかどうかはもちろん不明。

 南万代町は弁天公園の公衆トイレ。
 しかし,「トイレマップ」という有名なホームページがあるけれども,よく撮れるな。