高崎物件
今回は,先日(2015年7月)群馬県の某イベントに参加した際の,空き時間に撮っていた物件であります。高崎編。
高崎物件といっても特に地域性のあるものでもなく,いつも通りのことをやっているだけなんでした。
ということで,上の物件。
飯野薬局さんのカンバンであります。特におかしいというところがあるわけではないんでありますけれども。十字をベースにした普通のカンバンであります。
ただ,その十字のまわりに小さく「IINO」と配されているために,遠目に見たときに「米」と見えてしまったんでした。
そう見えてしまうのは,米に敏感な新潟人であるが故なのか。関係ないか。
そういえば,近所の薬局でこのような文字配置にしているのは見たことないような気がするんでした。注意が足りないだけか。
確かにあの十字のまわりの空きスペースはもったいないような気もするので,何か入れたいところではありますけれども。全国的にはどうなのか。
さらには,名前が「飯野」さんであるところも米を連想させる何かがあったりするのかもしれませんが。あったりしないか。
こちらは,何かのお店の入り口に貼られたハリガミであります。
「お客様へのお願い」ということで「いつもご来店有難うございます。当店には」ということなんでした。そのあと空白であります。
これは「いつもご来店しているお客様は,わざわざ書かなくてもわかってますよね」ということなんでありましょうか。初めて訪れた私にはわからなかったんでした。
「当店にはたくさんワナがしかけられています」とか「当店には背中に絵を描いた人がたくさんいます」とかいう警告なのか。
いや「お願い」ということなので「当店にはひょっとこの顔をして入ってください」とかいう約束事があって,それを守らないと絵人間が出てきたりするのか。
いずれにせよ,一見の客を排除するにはたいへん有効なハリガミのような気がするわけでした。防犯の役割を果たしていたりするのか。しないか。
(※もちろんこれは私の妄想にすぎないのであって,お店に絵人間はいません。たぶん。下のほうに駐車場が云々と小さく書かれているので,それに関することだと思われます)
こちらはゴミ集積所に貼られていたハリガミであります。
ペットボトルの出し方が変わったということらしいんでありますけれども,最後の「かたく,まもっと下さい」というのが気になってしまったわけでした。
「まもって下さい」というのを書きまちがえたのだろうなと,思ったわけですけれども,いやひょっとしたらこれは方言なのではないかとも思ってしまったんでした。
私の近所のゴミ集積所でも「カラスがオオバラにするので」というカンバンがあったりするわけで,こういうカンバンではあえて(なのか気づいてないのか)方言を使ったりするケースも多いような気がしたわけでした。(「オオバラにする」は「すごく散らかす」的な意味を持つ新潟市近辺の方言)
群馬県の人に聞いたら「そういう方言は知らないので間違いでしょう」とのことだったので間違いなんでしょうけれども,よそから引っ越してきた人がこのハリガミを見て「まもっと,とは何だろうか。これをしておかないとタイヘンなトラブルになってしまったりするんだろうか。うわぁ,どうすればよいのだ」と悩んでしまわないか気になってしまうんでした。
逆にこういうわからないことを聞くことからコミュニケーションが生まれたりもするかもしれませんけれども。
こちらは,おそらく雨どいの下のほう,であります。
何かの都合で不要になったので撤去した雨どいだけれども,一番下の部分が完全にコンクリと一体化していて外せないので,現役と並べておいてある…というような風情であります。
まぁ,なんとか処分しようと思えばできないこともないけれども,そこまでの労力を使わなくてもいいということなのか。確かにこの辺を破壊しようとするとタイヘンそうであります。
あるいは何か思い出があってこの部分はあえて残してあるんでありましょうか。どんな思い出かは別として。
破壊しようと悪戦苦闘したけれどもなかなかうまくいかず,いつしか友情が芽生えて「ふっ。おまえもなかなかやるな」と夕陽の下で大の字になって笑いあったとか。雨どいは笑わないかもしれませんが。
今回はすべて高崎市。