ステージ物件
私は演劇やらミュージカルやらミュージックショーに出演したことはないですけれども,そういったステージで思い浮かぶのが「曲がった階段」なんでした。歌いながら階段を降りてくるスターたち。
「曲がった階段」は狭い舞台の上で奥行きを感じさせる装置であったりもするんでありましょうか。
そんなわけで,上の物件。ビルのわきにあるドアを出ると,幅の広い「曲がった階段」で降りていくことになるんでした。
このビルの人は,腕を広げて笑顔で歌いながら出てくるんでありましょうか。でも階段を降りて道路に出るときには真顔に戻って歩き出すのかもしれない。
それとも,このビルに入っている会社はすごく厳しくて,ビルの中ではみんな暗い顔なのかもしれない。でもその顔のまま営業に出るわけにはいかないので,このステージに立つことによって笑顔をつくり,元気に外回りをするのかもしれない。
あるいはひょっとするとこれは新種の防犯装置なのかもしれないでありますね。
侵入者がこのドアの前に立つと自動でスポットライトがあたり,そうすると条件反射で歌いだしてしまうのでその存在が周囲に知られてしまうのかもしれない。
いや歌いだしてしまうかどうかわかりませんけれども。
こちらのお宅は建物自体が道路に対して斜めになっているわけでありますけれども,その窓に向かって幅広い階段がやはり斜めに作られているんでした。
窓から出入りするわけでもないだろうから,この階段は何のためにあるのか。窓拭き用くらいにしか思いつかないわけでありますけれども,そのためにわざわざ?とも思ってしまうんでした。
ここは何かテイクアウトするような商品のお店であって,この窓から商品を渡すために階段が作られていたり…するような雰囲気でもないでありますね。
ひょっとするとこのお宅にはすごい有名人が住んでいて,ときおり窓から顔を出してくれるということで名所になっているのかもしれない。そのときに大勢で一緒に写真を撮ることができるように,ひな壇がもうけられているのかも…しれなくないか。
こちらは左側の高所ドアが気になるところではありますけれども,まぁ普通の壁面であります。
ただなんとなく窓やドアの配置のリズムがオモシロいなぁと,感じてしまったんでした。どこがどうオモシロいかというのは難しいですけれども。
この窓やドアから役者が次々と顔を出して,コント的なミュージカルでも始まりそうな感じであります。左側のパイプも使われるかもしれない。オチはやはり高所ドアを使って…。とか考えてしまうんでした。
こちらのビルは正面から見ると4階建てなのかなと思うところでありますけれども,脇から見ると4階部分はほぼ屋上になっていて,道路に面した「4階」は何のためにあるんであろうかと思ってしまうんでした。
雨の日でも屋上からの展望を楽しめるスペースになっていたりするんでありましょうか。でもたかだか4階だし。窓狭いし。
4階屋根つき部分は観客席になっていて,4階(というか3階屋上)部分はステージだったりするんでありましょうか。そこで何をするのかわかりませんけれども。
「ドアステージ」は新潟市西区・小針上山あたり。
「まどステージ」は新潟市中央区・学校町通2番町あたり。
「コントステージ」は新潟市中央区・湊町通4ノ町あたり。
「屋上ステージ」は新潟市秋葉区・新津本町4あたり。