P物件



 さる駐車場というか,お店の前の駐車スペースであります。
 駐車場所のナンバー,特に「4」とか「9」の場所をどのようにしているかに関しては,オーナーの苦心苦労がしのばれてなかなかオモシロく,ひとつの観察ジャンルになりうるものなんでした。

 で,上の物件。「1」「2」「3」ときて「P」となり,その後何事もなかったかのように「5」「6」「7」と続いていくんでした。

 んむ。これはなかなか簡単そうでいて思いつきにくいところでありますね。
「4」の代わりに別の文字…と思っても,何の脈絡も無い文字を書いたんではわざとらしくなってしまうし利用者も混乱してしまうところ,「P」であればさほどの違和感も無く停められそうなんでした。

 でもホントにゲンをかつぐような人だと
「なんか,腹がくだっちゃいそうな気がする」
とかで避けたりするかもしれませんが。

 あるいは
「ピーってのは,つまり伏字か!? なにか隠してるのか? はっ。そうか。4だな? 4がここに隠れてるってわけだな!? くそぅ。だまされるところだったぜ」
というように,本質に迫ってるんだかなんだかわからんような人もいたりするかもしれませんが。

 しかし「4」を避けるためにアルファベットを場所にあてている駐車場もあったりしますけれども,そういうところでは「C」はどうなるんでありましょうか。避けられたりしないんでありましょうか。
 音がのびてればいいのか。むしろ頻尿の人が「ドライブ中に出そうになる気がする」と避けるかもしれないでありますね。そんなこともないか。

 そんなことを考えていると,英語圏の人は日本人と離すときに
「こいつら語尾にDEATH,DEATHって縁起でもないなぁ」
と思ったりしないんであろうかと心配になってくるところであります。
 まぁ,「TH」の発音ができない日本人が多いから大丈夫なんでしょうけれども。そういう問題ではないか。

「P」は新潟市中央区・鐙1あたり。