非情物件
幼稚園の出入口付近に掲げられたカンバンであります。
「園児が出入りします。車を止めるのは、ご遠慮ください。」
とのことなんでした。
おそらくは「園児が出入りするのにジャマだから」とか「知らぬ間に園児が車の近くに潜んでいるかもしれないから」とか「誘拐犯と間違いそうだから」とかの理由で,つまりは「ここに駐車しないでください」ということなのだろうと思われるんでした。
ただ,受け取る側の感性によっては「ここでブレーキをかけないでください」と解釈してしまうような気もしてしまうでありますね。
園児が飛び出してきても「うおぅ。しかしここで車を止めてはいかんっ!」とさらにアクセルを踏み込んでしまったりしないかと心配してしまうわけでした。
そんなことはないと信じておりますけれども。
もしホントに「ブレーキをかけるな」という意味のカンバンであれば,たいへん非情な感じがするわけであります。大惨事になりかねない。
「駐車するな」ということであれば,「止める」ではなくて「停める」と書いたほうがまだ伝わりやすいような気がするところではありますね。文字の意味合い的には同じなのかもしれないですけれども。
そもそももっと直截的に「駐車するな」と書いておけばいいわけですが。
…なんてことを考えこみながら運転するのが一番アブナイでありますね。ホントの危険に対しては反射で動けるようにしていないといけないのであります。
オマケ。さるお宅の検針メーターに,虫除けが吊るされていたんでした。
検針員のことを考えて吊るしているんであろうか,なんと優しい心遣いであろうかと,思ったわけでありますけれども,単に奥の窓から虫が入らないようにしているだけのような気もするところであります。
まぁ結果としてメーター付近にも虫は来なくなるかもしれないですけれども。
あるいは,この地区の検針員はハエ人間であって,虫除けがあると検針ができないのかもしれない。それで,料金をとられないようにこのように吊るしているのかもしれない。
親切に見えて実はたいへん非情なお宅なのかもしれないんでした。(※しれなくありません。優しいおうちです。たぶん)
「止めないで」は新潟市中央区・鏡が岡あたり。
「虫除けメーター」は新潟市中央区・本町5あたり。