出てくる物件



 今回も,先日の関西行のときの写真であります。彦根を歩いたときのあれこれ。
 彦根へ行きながら,ひこにゃんも彦根城も見ずに路地など歩いたわけでした。今回は達人に案内してもらうことができたので。普通の観光ならいつでもできるし。

 そんなわけで,最初の物件。
 植木鉢を古タイヤの中に入れてあるような「ボタニカルタイヤ」は割とお目にかかることもあったりするわけでありますけれども,彦根の路地で見たこれは,テレビの画面部分にすっぽりと鉢を収めているんでした。ボタニカルテレビ。

 しかし,なにゆえテレビなのか。
 まぁ,こうしている理由自体はだいたいわかるわけですけれども。植物が育って鉢の安定が悪くなってきたので,そのおさえとして再利用しているんだとは思いますけれども。使えるようなタイヤが手元に無かったんだとは思いますけれども。

 それでも,このテレビのブラウン管をはずして他の中身を出して,というのはけっこうタイヘンだったんではないかと思ったりするんでした。
 いややってみれば意外と簡単なのかもしれませんけれども,シロートがその辺の作業をしようとはなかなか思わないところであります。はずしたブラウン管とかどうしたのかという気もするし。
 ここの人,機械に強い人なのか,あるいはたまたまこういう形で廃棄されていたのか。

 それとも実はこのテレビ,究極の3Dテレビだったりするんでありましょうか。立体に見えるだけじゃなくて,実物が出てくるテレビ。
 私が通りかかったときは,ちょうど園芸番組をやっていたのかもしれない。しれなくないか。

 まぁテレビの方も,ただ捨てられるよりも植物の支えとしてセカンドライフを送ることができるというのも悪くはないのかもしれないでありますね。
 今どきの薄型テレビには,真似できないことかもしれないし。

 彦根市。


 こちらは,公園に設置されている遊具…のようなものであります。
 上ったり穴に入ったりして遊ぶんだと思いますけれども,その形がなんだか,ちょっとブキミな感じがするわけでした。

 ガマ親分(古い)が地面の下から半分顔をのぞかせているような。今にも出てきそうな。
 不用意に近づくと土の中からガパッと口が開いて,子ども達を飲み込んでしまいそうであります。(ガマ親分はそんなことしませんが)

 どこかにロバくんもいるんでありましょうか。(いません。たぶん。そして何のことやらわからん人多数のような気がするのでおわびいたします)

 彦根市。


 オマケ。これは何か出てきているわけではないですけれども,コンクリート卓球台であります。写真は別の公園でありますけれども,上のガマ親分と同じ公園にも設置されているんでした。

 最初これを見たときは遺跡か何かなのか,あるいはバーベキュー設備か何かなのかと思ったわけでありますけれども,卓球台だと聞いてビックリしたわけでした。

 ネット部分もコンクリであって,まぁ確かにこれであれば,台を出したり片付けたりという手間も必要なくなるわけで,いつでも好きなときに屋外卓球が楽しめるわけ…なのか? ラケットと玉さえあれば。

 複数箇所の公園に存在するというのは,当時の公園づくりでは欠かせないものだったんでありましょうか。
 いやこういうの大好きですけれども。

 彦根市。