コピー物件
シロートが自前でカンバンを作ろうと思った場合,大きな文字を印刷しようとしてもカンバンになるほど大きな素材は普通持っていないし印刷する機材も無いんでした。
それで,せいぜいB4程度の用紙にパソコンのプリンタで目いっぱい大きな文字を印字して貼りあわせるくらいになるわけでした。
さらには,ただの紙なので外に貼りだすわけにもいかず,窓の中から外に見えるように貼ることも多くなるようなんでした。
結果,特に長い名前の場合はそれが窓によって区切られてしまうために,どう読めばいいのかわからなくなってしまったりもするわけでした。
物件のおそらく「片桐コインランドリー&コピーセンター」さんもそんな感じになってしまっているようであります。
まぁゆっくりと読めば大丈夫なんでありますけれども,パッと見たときにはどうしても「片桐&」「コインコピー」「ランドセン」「リーター」とまとめてしまいたくなってしまうところなんでした。
あるいは,そう見せかけているだけで,ホントは「コインコピー」すなわち硬貨の複製偽造を行なうというキケンな仕事をしていたりするんでありましょうか。
中では,赤瀬川原平翁が千円紙幣の複製も行なっていたり…しないか。
「ランドセン」というのはちょっとランドセルっぽい感じであります。
いやあるいは南アフリカの通貨「ランド」と日本の「銭」をコピーしますよ,という意味だったりするのか。しないか。
「リーター」というのは何だかわかりませんけれども,「ター」はくっついているのに
「リ」「ー」が離れているのも怪しいところであります。その間に何か文字が入るのか。
実は小さな「ピ」が入っていて「リピーター」と書いてあったりするのか。これを見た人の無意識に呼びかけて,またここへ来るように誘導するサブリミナル効果になっていたり…しないか。
「片桐」は店主のお名前で間違いないような気がするところでありますね。
私の好きな漫画に「よつばと!」というのがありますけれども,それを英語表記するときには「YOTSUBA&!」になるようであります。
このお店も「片桐と」なんでありましょうか。片桐さんと周囲の人々の何気ない日常をほぼ一話一日というスローペースで描いていく作品だったりするんでありましょうか。
何を言っているのか。
まぁ,なにはともあれ今度500円玉でもコピーしてもらいに行ってみようか。
500円一枚コピーするのに1000円かかったりしたらイヤだけれども。
※もちろん,こちらではコインのコピーなどはしておりません。たぶん。
「コピー」は新潟市中央区・学校町通2番町あたり。