店名物件2
私は下戸であるので,居酒屋とかバーとかスナックとか,そういったところには基本的には行かないんでした。それぞれの違いというのもよくわからない。
何か飲み会でもあれば一次会の居酒屋くらいは行きますけれども,ビールの一杯も飲むとその場で二日酔い的な頭痛が始まるし。
そしてやはり下戸であるので,甘いものは好きなんでした。因果関係あるのかどうか知りませんが。
やったことはないですけれども,ホールケーキくらい夕飯代わりに食べられるんではあるまいか。おはぎ一合くらい食べられるんではあるまいか。というくらいに。
ということで,最初の物件。「酒処 団子」さんであります。
おそらくは居酒屋さんなんではないかと思われますけれども,酒の肴にダンゴを出されたりするんでありましょうか。
甘いもの好きの私でありますけれども,酒の肴にダンゴはちょっとどうかと,思ってしまうんでした。
まぁ,たぶんそんなことはないであろうとは思いますけれども,意外とそういうの好きな人は多かったりするのかもしれず,そういう嗜好の人たちの聖地となっているのかもしれないんでした。
あるいは,だんこさんというお名前の女将がやっていたりするのか。
父親が若い頃に酒で失敗したので,自戒の意味も込めて,子には同じ轍を踏ませぬようにと,甘い名前を娘につけたと。
しかし血はあらそえず,その娘も酒が好きで居酒屋を開業するようになった…とか。
はたまた,これは「だんし」であって,夜な夜なマッチョなオネェ言葉の人たちが集まってくるお店だという暗号だったり…しないか。
こちらは,まったくおかしなところのない,よく見かけるような普通のカンバンであり店名であります。
「とりよし」さんとおっしゃるんでありましょうか。
だから,これを見てヘンな妄想をする方がおかしいわけなんでありますけれども,このときはなぜか「とり女子」というのを想像してしまったんでした。とりじょし。
扉を開けると,ニワトリとか色んな鳥の着ぐるみを着た女性たちが「コケーッ」とか「ホケキョーッ」とか「テッペンカケタカッ」とか叫びながら羽をバタバタして駆け回っているお店。
何をするお店であって誰に需要があるのかわかりませんけれども。でも色んな嗜好の人がいるだろうし。意外とウケたり…しないか。
こちらは「キッチン工房 粉粉」さんであります。オープンしているのが一週間で2時間という,レアなお店のようでありますね。
ただ,この店名をどう読めばいいのかなと,ちょっと考えてしまうわけでした。
「粉」だから「こな」「ふん」「こ」あたりで読むんでしょうけれども。
「こなごな」は,熟語として読んだ場合はそうなるけれども,店名にはどうか。
「ふんふん」は,相槌うってるか,犬がニオイかいでるみたいだし。
「プンプン」は,怒ってるか,悪臭がただよってるみたいだし。
「こふん」は,店員がハニワみたいだし。
「ふんこ」は,電話で「はい。ふんこです」っていうと聞き間違えられそうだし。
にごらずに「こなこな」とか,かわいく「ココ」あたりだと問題なさそうであります。
おそらくは「ココ」か。
しかし「ココ」というのも火事になったりするとタイヘンでありますね。
「119番ですか!? うちの店が火事なんです!」
「はい。消防です。火事はどちらですか?」
「ココです。ココ」
「はい。落ち着いて。お店の名前を教えてください」
「ですから,ココですってば!」
「落ち着いて深呼吸してみましょうか」
「もういい!」
という感じで…。
こんなオチ前にもあったな。
※今回は店名で色々と妄想しておりますけれども,決してお店を茶化しているわけではなく,むしろ自らのバカさ加減をオモシロがっているだけでありますので,関係各位もし見ておられましたら「ああ。バカがいるな」と思ってあわれんでやってくださいませ。
「団子」は新潟市西蒲区・巻あたり。
「女子」は新潟市中央区・西堀通4番町あたり。
「粉々」は新潟市中央区・学校町通3番町あたり。