支柱物件



 電柱の脇にもう一本斜めに柱を置いて支えている形のものであります。
 もちろん必要があってそうしているわけであり力学的に裏打ちされているのだろうと思いますけれども,シロート目には単なるつっかえ棒に見えて,それでホントに支えられているのかと思ってしまったりもするものなんでした。

 ということで,上の写真もそんな支柱つき電柱であります。
 形としては普通でありますけれども,執拗に貼られた黄色い反射材のようなものが目を引くところなんでした。

 5メートルくらいの高さまで貼られているようでありますけれども,その必要があったんでありましょうか。
 歩道をはさむ形で立っているので,歩行者にも視認しやすいように高いところまで貼ってあったりするのかどうか。

 でもここに頭をぶつけたりするような人というのは身長4メートルくらいありそうであります。
 ひょっとするとこの辺,巨人が進撃していたりするんでありましょうか。


 こちらも支柱つき電柱であります。
 やはり反射材のようなものがついていますけれども,こちらはそれよりも緑色の緩衝材的なものに重点が置かれているようなんでした。

 これは以前東京からきた人に「これ何ですか」と聞かれたりしたので,少なくとも首都圏では一般的でないのかもしれないですけれども,新潟ではよく見かけるものであります。

 こちらの方は最初の物件とくらべてもそれほど高い位置まで巻かれていないわけでした。
 けれども斜めの支柱の方は柵の向う側であって人が歩いたり車が入ったりはできないわけで,何に対して守っているのかと思ってしまうんでした。

 後にある樹木の緑と重なることによって,昼間は景観を乱さないようにしている…わけでもないのだろうなぁ。守るほどの景観であるわけでもないし。

「巨人用」は新潟市中央区・並木町あたり。
「緑用」は新潟市東区・小金台あたり。