出張物件12
「ご近所路上観察ファイル」ということで,基本的に近所:新潟県内の物件を取り上げているわけですけれども,時折何かの用事で県外へ行ったりすることもあるわけでした。
そういった機会に見つけた物件を小ネタ的に紹介しようというのが,出張物件であります。
今回も名古屋編。しかしこんなに日中歩いていられるユルい出張というのも初めてであるな。
「.com」というドメインが使われるようになってから久しいですけれども,その「どっとこむ」という語呂は,日本語的に非常に商売に馴染むので,解禁当時は猫も杓子も「ドットコム」だったような記憶があるんでした。そうでもないか?
その反動で,最近は「〜ドットコム」というのを見ると「えー。今更〜?」という感じもなきにしもあらずでありますね。
ということで,上の物件。「駐車場どっとこむ名古屋」さんであります。
商品を売るような普通のお店が「どっと混む」のは活気があってよさそうでありますけれども,駐車場が「どっと混む」のはどうなんであろうかと,思ってしまったわけでした。
もちろん駐車場を経営する側としては,どっと混むに越したことはないわけでありますけれども,駐車する側としては「えー。どっと混むのか。混むと停めにくいよなぁ〜」ということで,敬遠されてしまうんではあるまいかと,よけいな心配をしてしまうわけでした。
なんてことを考えながら表記されているサイトのURLを見ると,別に「.com」でもないようなんでした。
違うんかい。
まぁ,事情は色々あるんでしょうけれども。
こちらは,お店なのか住宅なのかわかりませんけれども,そのドアであります。
「御用のお方は北の入口へお回り下さい」
とのことなんでした。
私は言わば旅のものなので,どちらが北かなんていうのはよくわからないんでした。お日様見ればだいたいわかりますけれども,でも北と言われてもなぁ,と思ってしまうんでした。
そういう方角もわからんようなヨソ者を,まず排除しようということなんでありましょうか。
まぁ,私は別に御用もなかったので北へ回ったりはしませんでしたが。
しかし,用事のある人はみんな北へ回るとうことは,いったい誰がこのドアを使うんでありましょうか。
家族専用ということでありましょうか。でも家族だって用事があるわけだし。
逆に考えるならば,用事のない人だけがこのドアを使えるのかもしれないでありますね。
用事はないけど,とりあえず開けてみるためだけのドア。
ああ。私も開けてみればよかった。
こちらは,商店街の中にあるお好み焼き屋さんであります。
私はこのときこれを「お好み焼き 太郎」と読んだんでした。そして
んー。ふたりいるのに「太郎」なのか。どっちが太郎なのか。片方はやはり二郎とかなのか。名前書かれない二郎さん(仮名)はカワイソウであるな。
ルイージもいるのにマリオブラザーズとか言われちゃうようなものか。だいたい,あれ○○ブラザーズって言うなら普通は苗字を使うよな。佐藤一郎と佐藤二郎の兄弟なら普通は「佐藤兄弟」って言うだろうに「一郎兄弟」とか言われたら二郎の立場ないよな。
このカンバンの場合,やっぱり顔の大きい方が太郎さんなんだろうな。がんばれ,二郎(仮名)。
…なんて感じで物件になるかな…。
というようなことを考えていたわけですけれども。帰ってからあらためてカンバンの写真を見ると,ここは実は「お好み焼き 甘太郎」さんだったんでした。ふたりの絵は「甘」という文字の上に描かれているんでした。
むぅ。なんという注意力のなさ。あやうく「お好み焼き太郎」で物件にして,名古屋の人から文句言われるところだった。名古屋の人見てないような気もするけれども。
まぁ,根本的な部分は変わってはいないわけですが。
どっちが甘太郎で,どっちが辛太郎(仮名)なのか?
最後は地味に。
それほど広くない小路でありますけれども,きちんと歩道が作られているんでした。
そしてその歩道の一部がなぜか凸状に飛び出しているんでした。これは何であるのか。
狭い道路を車がスピード出せないように道路がせばめられているとうのはたまにありますけれども,それなら道路の両側にもういくつかありそうだし。
排水口みたいなのが隣接してるからその絡みなのかどうか。
歩くのに疲れた人が,後続の人の邪魔にならないようにここで避難して休むとか。
航空写真を写すとこのあたり一帯の歩道が文字になっていて,この部分はウ冠のとび出たところであるとか…なんてことはないか。
今回の物件はすべて名古屋市。