小ネタ物件114


 さて,小ネタコーナーであります。物件としてはちょっとどうかな? と思うんだけれども,なんだか憎めないようなヤツらを集めてお送りします。本物件とどこが違うんだと思われるかもしれませんが,その辺は「なんとなく」なんでした。

 今回もショートでお送りします。
 雪が写ってるとけっこう前の写真だとバレてしまうな。




「遠くても横断歩道を わたろうよ」
 ということで,オーソドックスな感じの交通標語であります。
 ただ,手前に見えている白い線は横断歩道なんでした。つまりは,横断歩道のすぐそばにこの標語カンバンは立っているわけでした。

 遠くからは見えないし,今しも横断歩道を渡ろうとしている人がそんなことを言われても「ん?あー。お,おう」というくらいの反応しかできないんではないかと思われるんでした。
 あるいは,1ミリでも足がはみ出ると厳罰に処されたりするタイヘンな横断歩道だったりするんでありましょうか。

 新潟市東区。




 こちらは何の設備だったか忘れましたけれども,通常は無人で簡単な柵で囲まれているところなんでした。
「係員以外立入禁止」らしいんでありますけれども,「係」と「員」の間がちょっと離れているところが気になってしまったんでした。

 まぁ「係員」というのがひとつのセットで,「以外立入禁止」のセットと字間が異なっていたということなんでしょうけれども。
 でも「係」と「員」という二つの役職があって,それ以外の役職が入れないということなんでありましょうか。
 あるいは「係 員」さんという中国の人だけが立ち入りを許されている…わけではないだろうな。

 新潟市東区。




 こちらはまぁ…おかしなところなど何ひとつないカンバンであります。
 おそらくは立派なことをされている団体であろうと思われるわけでありますけれども。

 ただやはり,この字面だけを見ると,子どもを背中にのせるのが大好きな人たちの集まりなのかなぁ,みんな楽しそうに背中の子どもをあやしているのかなぁ,などと思ってしまうわけでした。おんぶおばけ。

 ローマ法王を決める選挙のように,似たような言葉が日本語にあるために,なんだかオモシロくなってしまう言葉というのはあるものであります。
「せーの」はイタリア語だと「おっぱい」を意味する言葉なので,イタリアの人からすると日本では物を持ち上げるときにみんなで「おっぱい!」と言っているように聞こえる…という話らしいですけれども,そういうのは色んな言葉であるのだろうなぁ。

 新潟市中央区。




 こちらのお宅では1階の屋根に物干し台を設けているようなんでありますけれども,その屋根というかヒサシ部分が骨組みだけになってしまっているんでした。
 格子だけになってトマソン化したヒサシ。コウシヒサシ。漫才コンビのような。そうでもないか。

 晴れているときはいいでしょうけれども,こんな雪やら雨の日は干せそうにないでありますね。
 あるいは,洗濯物を干すときには屋内でスイッチを入れるとビシッビシッと屋根が展開されるという,ハイテク物干しだったりするんでありましょうか。
 ひょっとすると,物干し台に偽装された国家機密のレーダー施設だったり…しないか。

 新潟市中央区。