雪どけ物件



 今回も小出しでお送りします。物件というにはちょっとどうかなぁ,という感じでありますが。

 そんなわけで,上の写真。1月に撮影したものであります。
 歩道に設置された「路上喫煙禁止」の標識(というのか?)なんでした。その部分だけていねいに雪を取り除いているようであります。

 雪国に住んでいると体感することでありますけれども,雪の降り始めには,マンホールの上にはあんまり雪が積もらないんでありますね。

「マンホール除雪隊」というのがいて深夜にでも一生懸命除雪してるのかと思ったりするところでありますけれども,そういうことでもないらしいんでした。一部そういうこともあるのかもしれませんが。
 マンホールは地下に通じていることと金属であるということで,マンホール上は周囲より温度が高いので積もらない…というのが通説らしいですけれども,どうなのか。私自身が温度を測ったわけではないのでよくわからないんでした。

 と,まぁマンホールについては雪が積もりにくいわけでありますけれども,この「喫煙禁止」はマンホールではないので,雪がとけるような温度差は無いように思われるんでした。

 おそらくは係の人が毎日一生懸命掘り出しているんではないかと思われるでありますね。
 一度雪に埋もれてしまうとどこにあるのかわからなくなってしまうので,しょっちゅう除雪しているのかもしれないし,達人のような人が「ここだっ!」と言ってピタリと位置を当てるのかもしれないんでした。
 どちらにせよ,ご苦労様であります。

 でもひょっとすると,雪のほうでよけているのかもしれないでありますね。火のついたタバコの絵を見て
「うぉっ。火だ。あそこに落ちるとすぐとけてしまう。よけるべ」
と言って,着地地点をずらしている…わけないか。


 オマケ。
 うちのまわりは,現在はほぼ住宅地になっていますけれども,20年くらい前までは田んぼにかこまれていたので,用水路的なものがうちの前にあったりするんでした。これがあることによって,うちの除雪は比較的ラクなんでした。それはともかく。
 写真は,そこに水を落とす配水管であります。管の上と中に,小さな草が生えているんでした。ちょっと春っぽい。

 今は下水道も通っているので生活廃水もここからは出てこないわけで,草としては居心地がいいんでありましょうか。
 でも土もほとんど無いところで,この先どうしていくつもりなのか,ちょっと心配になってしまうところではあります。
 雑草ゆえにたくましく生きていくんでしょうけれども。

「喫煙禁止」は新潟市中央区・花園1あたり。
「雑草魂」は新潟市東区・中山6あたり。