小ネタ物件110


 さて,小ネタコーナーであります。物件としてはちょっとどうかな? と思うんだけれども,なんだか憎めないようなヤツらを集めてお送りします。本物件とどこが違うんだと思われるかもしれませんが,その辺は「なんとなく」なんでした。

 今回,小ネタでショートで地味という3拍子でお送りします。




 この標識は「学校・幼稚園あり」だったでありましょうか。物件として何回か出てきているものでありますけれども,正確なところはいつも忘れてしまうんでした。それはともかく。

 写真の標識では,前を歩く女の子のスカート部分に線が入っていて,鋭利な刃物でスカートを切られてしまったかのようになってしまっているんでした。
 実は「幼女スカート切り裂き魔に注意」の標識だったりするんでありましょうか。

 あるいは,この先には小さい頃からスカートにワンポイントをいれるほどオシャレな子どもしか通えないファッショナブル幼稚園があるのでダサい大人は蔑まれないよう注意せよ,という意味だったり…しないか。

 新潟市中央区。




 公園の一角に立てられた標語カンバンであります。
「いま一度 我が子 にくばれ 心の目」
ということなんでした。

 よくあることでありますけれども,文字数の関係でヘンなところで文章が切れているんでした。
 まぁ,一気に読んでしまえばおかしくはないんでありますけれども,ちょっと「にくばれ」が気になってしまうところであります。

 人間の目というのは全体を見ずに意味を把握しようとするもので,目の端で「にくばれ」という文字列を見ると「にくまれ」とか「くたばれ」とか「にくばなれ」とか意味付けてしまいそうになるんでありますね。

 それで,意味がつかめずにカンバンを二度見してしまうんでした。
 してみると,カンバンを見せる,ということからすると成功しているのかもしれませんが。
 いやホントは腫れるほど肉のついた子どものことだったり…しないか。

 新潟市西区。




 こちらは,駐車場であります。お店の名前の札が立っていて,お客はそこに車を停めるようになっているんでした。

 ただ,そのお店が手前は「星酒店」,隣はちょっと見えにくいですけれども「酔泉様」ということで,お酒がらみのお店みたいなんでした。

 もちろん,車で酒店へ買い物に行くというのは普通のことであって,その場で飲んでくるわけではないんでありますけれども,なんだかちょっと心配になってしまうわけでした。

 酒とか酔という文字を見ただけで酔ってしまうような人も…いないか。
 ちなみに,ほとんど見えませんけれども,その奥の札は「松葉寿司」さんであります。真ん中に「く」が入ってなくてよかった。何を言っておるのか。

 五泉市。




 こちらは,歩道に植えられた街路樹の「土スペース」であります。
 ここは色んな使い方がされていて,過去にもいくつか物件にしていたような気もしますけれども,このスペースというのは誰のものなのか,いまだにナゾであります。調べればわかるような気もしますが。

 で,今回の物件はブロックで囲って白い石が敷かれて小さな石灯籠が置いてあって,もうなんというか,庭でありますね。

 このスペースの前は石屋さんみたいなので,トータルで見ると不自然さはそれほど無いんでありますけれども。ここを飾るのは趣味なのか宣伝なのか。
 墓石屋さんだと,ここがミニ墓場になったり…しないか。

 新潟市中央区。