蔵出し物件06


 さて。蔵出し物件であります。このページで通常の物件となる写真は実際に撮った写真のごく一部であって,ほとんどがいわゆるボツになるわけでありますね。まぁボツというか,タイミングの悪かった写真が多数あるわけです。そういう写真をリサイクルしようという,まぁ小ネタと同じようなものだけどもさらにちょっと古い写真を引きずり出そうという企画(というほどのもんでもない)であります。

 という蔵出し物件のその6。こういう小ネタとか蔵出しなんかが増えるときはちょっとイロイロとあるのだろうなぁと思って温かい眼で見てあげるのがよろしいでしょう。
 今回は2008年暮れから2009年初めあたりの写真。およそ2年前。割と最近であるな。
 そしてやはり余裕があまりなくてだいぶショート気味であります。



 とりたてておかしくもない風景で,何を撮りたかったんだったか。
 ここは飲み屋さんの前とかではなく,近所のスーパーの倉庫前であります。飲み屋さんでもないのにお酒のノボリというか立てカンバンが逆さまに並んでいるあたりがひっかかったのかもしれない。

 そして実はこの倉庫,写真を撮ってからしばらくして火事で全焼してしまったんでした。
 つまりは,期せずしてもう存在しなくなってしまった風景。それが写真の中には残っている。そういうのは,なんとなく不思議な感じであります。

 新潟市中央区。




 こちらはいわゆる原爆タイプのトマソンであります。建物の痕跡が周囲に転写されているもの。

 隣の建物はまだ健在なわけでありますけれども,ちょっと痛そうなんでした。ほっぺたのカサブタをムリヤリ引き剥がされたような感じ。
「イテテテテ。まだヒリヒリすらぁ」
とでも言ってそうであります。

 新潟市中央区。




  こちらは駐車場に貼られた名前のプレートであります。おかしなところは全く無いんでした。

 ただそのお名前が「山方」さんと「山際」さんということで,なんだか古文の授業を思い出してしまったんでした。
「山際」と「山の端」の違いなんてことを枕草子だったかでやってたようなやってなかったような。
というただそれだけなんでした。

 新潟市東区。




 いつもながら写真がヘタクソで申し訳ない限りであります。2年前の私を叱ってあげてほしいところであります。

 たしか小学校の敷地内だけれども外に面して作られた小さな菜園。「いとしげ菜園」ということであります。
 おそらくは糸重さんとかそういう名前の人が関係しているんであろうと思いますけれども,新潟ではよく「可愛らしい」ことを「いとしげ」というので,そちらなのかなとも思ったりもしたんでした。
「とても可愛らしいですね」というのを「ばーかいとしげらねっけ」などと言ったりするわけであります。

 糸井重里氏ゆかりの菜園…ではないよなぁ。

 新潟市中央区。