小ネタ物件104


 さて,小ネタコーナーであります。物件としてはちょっとどうかな? と思うんだけれども,なんだか憎めないようなヤツらを集めてお送りします。本物件とどこが違うんだと思われるかもしれませんが,その辺は「なんとなく」なんでした。

 忙しい師走の折,ショート気味で。
 と書いてから書き始めたけど,それほどショートにならんかったな。いつものことか。




「メガネレンズの専門店 れんず屋」
ということで,非常に簡潔でわかりやすい店名であるんでした。

 ただその商品の性質上,単体ではイラストにしにくいと思われるわけで,描かれているのはメガネのレンズではなくフレームになっているんでした。
 いやおそらくレンズも描かれていることになっているんだとは思いますけれども。

 レンズ専門店としては,ちょっとくやしい思いがあるかもしれないでありますね。
「メガネの本質は,レンズなのだっ。それなのにいつもフレームばかりが目立ちやがってっ!」
と思いつつもフレームを描かないとわかってもらえないという屈辱に耐えているのかもしれないんでした。
 そんなことは考えてないかもしれないですが。

 新潟市中央区。




「裏の駐車場は 昼間30分100円 とにかく安い!」
とのことなんでした。

 手前に見える駐車場の裏側に別経営の駐車場があって,そちらのカンバンであるようなんでした。
 ちなみに,手前の駐車場は20分100円のようであります。「とにかく」というほど料金差があるような気もしませんけれども,まぁ1時間で100円違うというのは大きいのかもしれないでありますね。

 しかしこの「裏」というのが位置的なものであればいいんですけれども,「裏の稼業」とか「裏の顔」みたいな意味合いでの「裏の駐車場」だとちょっとコワいでありますね。
 法律上認められないような場所に設置された駐車場。電柱の上とか,そんなところに停めさせられたりするんでありましょうか。どうやって停めるのか。

 もちろん,こちらの駐車場の場合は純粋に「位置的な裏」であって,ちゃんとした駐車場でありますので,安心して利用しましょう。私は停めたことありませんが。

 新潟市中央区。




 歩道橋の上から見た点字ブロックであります。真ん中が三角形になっているところがなんだかヘンな感じであるなぁ,と思ったんでした。

 手前が歩道橋,奥は大きな道路に面した歩道。左側も歩道,右側には歩道橋の上に通じるエレベーターがあるんでした。
 奥の歩道から来た人には,階段でなくエレベーターを使ってもらいたいという設計なんでありましょうか。確かに階段を使うよりはエレベーターをの方が安全であります。
 でも階段を下りてきた人からすると,奥へ行こうとすると遠回りになってしまいそうでありますね。

 まぁ,そういうのは色んな基準があるんでしょうけれども。あんまり入り組まないようにしないといけないとか。誘導する優先順位があるとか。
 その辺調べたことがないのでよくわからないですけれども,誰にも安全な街であってもらいたいものであります。点字ブロックの上に置いている自転車やバイク,カンバンなんかは即刻破壊してよし。

 新潟市中央区。




 こちらはいつものようにまったくおかしなところというのはないカンバンでありますけれども,
「橋を強くしています 橋の補強をしています」
ということなんでした。

 もちろん,川にかかる橋を土木技術的に強くしているわけでありますけれども,「強くする」ということで,何か格闘的な技術を強化しているような妄想をしてしまったわけでした。
 有事の際は,この橋が巨大ロボに変形して街を守ってくれるんであろうか。「強くする」ということは,先日一度敵に負けて,次は負けないように修行を行なっているんであろうか。などと思ったんでした。バカですね。

 あるいは,この近所で橋幸夫さんを強くしているんでありましょうか。修行の結果,「橋幸王」に強化されたり…しないか。
 それとも三橋美智也さんを補強して五橋美智也さんに…ならんか。
 はたまた大橋巨泉さんを…これ以上強化できんような気がするな。何を言っているのか。

 新潟市中央区。