イタタ物件3
畳屋さんのカンバンであります。畳職人さんらしき人物がにこやかに作業をしているようなんでした。
しかし,そのにこやかな表情とは裏腹に,右手の平から甲にかけて畳針が貫通しているようなんでした。
畳針といえば,針と名がついていても五寸釘みたいなものであります。それに貫かれても笑顔でいられるとは,畳職人おそるべしでありますね。
まぁ私は身近に畳屋さんがあったわけでもないし作業を見たことがあるわけでもなく,畳屋さんの作業というのはドカベン山田太郎のじっちゃんがやっているのを漫画で見たことがあるくらいなので,本来の畳作成作業というのはこうやって手に針を刺して行なうものなのかもしれませんが。しれなくないか。
あるいは,畳屋さんというのは修練とか改造手術によってX−MENの人みたいに手から針がでてくるようになったりするんでありましょうか。ならんか。
それにしても畳屋さんにとって針が大切なものであるというのは,ビックリマーク(!)を書く際にそれが畳針の形になってしまうというあたりからも窺い知ることができるでありますね。
関係ないですけれども,この男の人の顔中央にあるふたつの黒丸,最初は目だと思っていたわけでありますけれども,実はこれが鼻の穴で,眉毛だと思っていたのが目なのかと思い出したらそのようにしか見えなくなってきたんでした。
こちらは,商店街を歩いていたら見かけた機械であります。なんだかちょっとカッコイイと思ったんでした。むきだしの機械とか歯車というのは,男の子心をくすぐるものでありますね。
でもこれは何の機械であろうかと思ったわけでありますけれども,このお店がスポーツ用品屋さんのようであるので,ピッチングマシンあたりかなと,思ったわけでした。タイヤみたいなのが回転するやつじゃなく,腕を回して投げるやつ。
私は本格的に野球をやったことがないので,ピッチングマシンというのを間近で見たことはないんでありますけれども。
子どもの頃に,ピンポン球が飛んでくるオモチャを買ってもらったことはありますが。
あるいは,これはそんなものではなくて「体育会系折檻マシーン」なんでありましょうか。
ダラダラしたプレーをしている選手を見つけたら走っていって,歯車に腕あたりの肉を挟んでギリギリ言わせたり,アタッチメントの腕を装着してイガグリ頭をポカポカたたいたりするのかもしれないでありますね。しれなくないか。
こちらは,公園の遊具であります。雲梯というやつでありますね。
昔はシンプルな形のものしかありませんでしたけれども,最近は様々な形のものがあるようであります。
この雲梯の場合は一度ねじられていて,メビウスの輪のようになっているんでした。いつの間にか表が裏に,裏が表になってしまうという,シンプルながらも不思議な図形。
実はこの雲梯,地中にもハシゴは続いていてホントにメビウスの輪になっていたりするのかもしれないでありますね。
そして雲梯を渡り終えると,自分では知らない間に身体の表と裏が裏返っていたりするのかもしれないんでした。
メビウスの輪ってそういうもんじゃなかったような気もしますが。
「たたみ針職人」は新発田市・荒町あたり。
「折檻マシーン」は新発田市・大栄町7あたり。
「メビウス雲梯」は新潟市中央区・船見町2あたり。