はがれ物件
今回ベリーショートで参ります。小ネタみたいなもんでありますけれども,一応共通テーマらしきものが見えるということで。そんなたいそうなもんでもありませんが。
そんなわけで,上の物件。
「カイロプラクティック センター」でありますけれども,本来「センター」の前に何か文字があったようであります。
「カイロプラクティックセンター」だけでも十分通じるので,逆にその空白が何であったのか気になってしまうんでした。
なにか,文字を消さなければならない事情があったんでありましょうか。表示してはいけないような単語だったのか。
たとえば「カイロプラクティック健康センター」なんかだったとしたら,「ここは健康的でないから『健康』の文字は使ってはならない」と言われてしまったとか。
いやもちろんこちらのセンターさんは健康的であるんだとは思いますけれども。
こちらはすべてが見えてはいないですけれども,おそらくは皮膚科のお医者さんなんではないかと思われるんでした。
皮がはげてしまっているわけで,お医者さん皮膚科として大丈夫なんであろうかと思ってしまうわけでした。
まぁ,不養生な医者というのは自分のことよりも患者を優先するという名医であるというのが,ドラマやマンガなんかでのパターンではありますけれども。
こちらは「ブラザーミンン」なんでした。セミの兄弟でありましょうか。ちがうか。
「ミシン」であれば「刑事くん」とか「コメットさん」とか始まりそうでありますね。ブラザー劇場。古いか。
当時小学生男子の60%は「♪ブラザーブラザー」というオープニングを「♪ブラジャーブラジャー」と歌っていたはずであります。はずじゃないか。
しかし「ミシン」なんていう文字列,同じような形の文字ばかりなのに日本人はよく認識しているなぁ。
こちらは大きく「書道教室」と書かれているんでした。
しかしそのうしろには「書道 ピアノ 珠算 英語 国数」と書かれていて,以前は書道以外にもいろいろと教えていたと思われるんでした。
夫は書道家,妻はピアノから珠算,国数英と多彩に教えることが出来たんだけれども,何かの理由で妻がリタイヤしてしまったんでありましょうか。
あるいは全部ひとりでやっていたんだけれども,寄る年波のために頭に消しゴムがかかり,スキルがはがれ落ちていってしまったんでありましょうか。
などという失礼な妄想をしていると顔に墨汁塗りたくられてしまうかもしれませんが。
「カイロ」は新潟市中央区・関屋浜松町あたり。
「ひふか」は新潟市西区・小針4あたり。
「ミンン」は新潟市江南区・亀田本町あたり。
「書道」は加茂市・幸町1あたり。