力士物件
最近の商店街のシャッターには,絵の描いてあるものが多いんでした。町の名所やら名産やら土地の昔話やらをモチーフとしたものが,商店街全体でシリーズとして描かれていたりするんでありますね。
上の物件も,そんな中のひとつであります。由来はわかりませんけれども,山(?)を背景にして土俵上で力士が二人相撲をとっているようなんでした。
この近所から力士が出ているのか,相撲がらみの昔話があるのか,相撲道具専門店なのか,単にご主人が相撲好きなのか。その辺はよくわかりませんけれども。
真ん中のスリットは郵便受けでありましょうか。絵の真ん中になってしまっているのは,構造上しょうがないところかもしれないんでした。
しかしスリットはここ以外にもあるんでした。見えにくいので拡大。
シャッターを開けるときに手を入れる部分でありますね。ここに手を入れてガラガラとあげるわけでした。
しかし,この位置はどうなんでありましょうか。ちょうど両者の股間の位置に手を差し入れる形になるわけでありますけれども。あえて狙ったのかどうなのか。
ここのご主人,毎日「うひひひひ」とか言いながら股間に手を差し入れてシャッターを開けていたりするんでありましょうか。
まぁ,世の中には色んな趣味の人がいるわけで,太り目の男が好きという人にはたまらないシチュエーションだったりするのかもしれないでありますね。
あるいは描かれているのが女力士だったりすれば,まだノーマル…ということでもないか。
そういうヘンな意味合いではなくて,ただ単にお相撲さんを吊り上げるという行為を楽しんでいるのかもしれませんけれども。毎日「よーしっ。今日も勝ったぁ」と思いながらシャッターを開けているのかもしれないでありますね。
それならば,一人のお相撲さんを正面から描いて,マワシの位置にスリットを配置すればよろしかったような気もしないでもないですけれども。
この商店街では,今日も朝からシャッターの開くガラガラガラという音とともに「うひひひひ」というご主人の笑い声が響いているんでありましょうか。響いてないか。
こちらは,車道と歩道を隔てるガードパイプでありますけれども,そのうちのひとつがひしゃげてしまっているんでした。
車が衝突したということだと,もっと違うひしゃげ方になるような気がするわけで,これは上からの圧力によってひしゃげてしまったんではないかと思われるんでした。
上からどんな圧力がかかるのか。この辺ではそんなに雪が積もるわけでもないし。
とするとやはり,お相撲さんがここに座って向うのグラウンドの様子をながめているうちにグニャリと曲ってしまったんではあるまいかと思ってしまうわけでした。
実はこの辺りには他にも同じようにひしゃげたパイプがいくつかあるんでした。しかるに,パイプのひとつがひしゃげるたびにお相撲さんが座りなおしていったんではあるまいかと推測されるんでした。されないか。
この辺にお相撲さんがうろついていたりするのかどうかわからないですけれども。野良力士というのがいたりするんでありましょうか。いないか。
オマケ。
相撲とはまったく関係ないですけれども,こちらは「完全手握りの店」ということなんでした。
ちょっと字体とノボリが相撲っぽいかなと思っただけなんでありますけれども。
実はここは回転寿司のお店であるので,そう考えると「手握り」という言葉の意味合い自体はまったくおかしくはないわけでした。
ただ,やはりちょっとリアルに想像してしまうんでありますね。寿司やらおにぎりは手で握るものとわかっていても,文字として強調されるとそれが効果的なのかどうかと思ってしまうわけなんでした。
あるいは,寿司は機械で握るけれども店員がやたらと握手をしてくるお店だったりするんでありましょうか。それもちょっと鬱陶しいような気もしますけれども。
しかも「完全」ということだと,もうお店に入ったときから会計が済むまで,トイレに入るときまでもずっと店員が手を握っていてくれるのかもしれないんでした。しれなくないか。
「吊り上げ」は新潟市秋葉区・新津本町2あたり。
「押し潰し」は新潟市秋葉区・新栄町あたり。
「手握り」は新潟市秋葉区・新津あたり。