小ネタ物件81
さて,小ネタコーナーであります。物件としてはちょっとどうかな? と思うんだけれども,なんだか憎めないようなヤツらを集めてお送りします。本物件とどこが違うんだと思われるかもしれませんが,その辺は「なんとなく」なんでした。
最近どうもあんまり遠出をしないので,同じところを歩くことが多くて目新しい写真がないのだよなぁ。
だから小ネタにするということでもないのだけれども。
本やらCDやらの中古屋さんのようであります。昔は「古本屋」で済んだのだけれども,最近は何と呼んでいいやらわからなくなってきているでありますね。
それはともかく,このお店は何とお読みすればいいんでありましょうか。下の「ベスト」はわかりますけれども,上はどうなのか。特に「ノ」に濁点をつけたらどう読むのかでありますね。
まぁ最近は「あ゛ーっ!」とかいう叫びの表現も割と見られたりするので,外人さんの叫びとして「ノ゛ーッ!!」と書いたりできるのかもしれませんが。
このお店に電話をかけると,発音が確認できるんでありましょうか。
電話してみたわけではないですけれども,本当のところは「バザール」ということらしいんでした。「ハ」の右側と「ル」の左側が欠落して,「ー」が90度回転してしまったようであります。
しかしまぁ,古本なんかを売るお店は多少ヨレていた方が風情があっていいような気もするでありますね。
ピカピカのお店で「中古を売ってます」と言われても,なんだかちょっと違うなぁと思ったりするのはヘンクツなんでありましょうか。
新潟市東区。
こちらは「とれたてかあちゃん市」であります。
まぁ,定番でありますね。もちろんこれは「とれたての野菜(だかなんだか)を農家(だかなんだか)のおかあちゃんが売る市場」ということだと思われるわけですけれども,やはり「とれたてのかあちゃんを売っている,人身売買市場」であると考えたくなってしまう表記なわけでした。
「とれたてのかあちゃん」となると,「かあちゃんになりたて」ということでありましょうか。初産を終えたばかりのママさんが赤ん坊と引き離されてさらわれ,そのまま市場に並べられているんでありましょうか。
ちょっとムゴい光景が想像されてしまうところであります。そういうシチュエーションがたまらないという悪鬼のような買い主がいるんでありましょうか。
あるいはこの「市」というのは「市場」ではなくて,行政単位でありましょうか。
この辺りでは6月から11月の水曜日と土曜日の午後2時から5時半の間だけ,出産直後のママさんが市長になるのかもしれないでありますね。しれなくないか。
加茂市。
こちらは商店街の中のあるお店であります。アーケードの上の部分にちょっとメルヘンチックな絵が描かれているわけでした。だいぶ薄くなってはいますけれども,ちょっとした大作のようであります。
かつては,この窓のところに丸いヒサシのようなものがあったと思われるでありますね。
それを利用して,右側の窓ではピエロ(だかなんだか)がヒサシの上で寝そべっているというか背中伸ばしをしているような,そんな絵が描かれていたんだろうと思われるんでした。
ところがそのヒサシが撤去されたために,ピエロ(だかなんだか)は常時ブリッジの体勢をとらないといけなくなってしまったわけでした。
なかなか大変そうであります。
新潟市秋葉区。
こちらは「自動車学校踏切」であります。普通に電車が通る踏切なんでした。奥に見えるフェンスの向うが自動車学校なので,ネーミング的にはまぁそのものズバリなんですが。
ただ「自動車学校踏切」というと,自動車学校のコースの中にある模擬踏切みたいなものを想像してしまうところでありますね。
コースの中で教官に「はい。しっかり止まってぇ。よく左右見てぇ。ちゃんと窓を開けてぇ。音まで確認してぇ」とか言われるけれども,電車が走ってくることは絶対にないあの踏切。
人によっては「ほらほらほら今ちゃんと確認しなかったでしょ電車とぶつかったらどうするのそんなことしてるとハンコ押さないよまったくもう最近の若い人は安全というのをどう考えてるんだかこんな人は免許とらないほうがいいんだよな世の中なめてんじゃないのぶつぶつぶつ」なんてことを言われて泣きながら横断したかもしれないあの踏切。
そういうのが脳裏にあって,普段は安全運転のドライバーがこの「自動車学校踏切」の表示を見た瞬間に
「コ…コ…コノふみきりハ電車ナンカ来るワケがないノだ。今ハあのウルサイ教官も隣ニハいないノだから,止まらナクてイイのだ。けけけけけ」
と思ってしまい,一時停止を怠って事故をおこしてしまうかもしれないんでした。
いないか。そこまでトラウマになってる人も。
新潟市中央区。