出張物件01


「ご近所路上観察ファイル」ということで,基本的に近所:新潟県内の物件を取り上げているわけですけれども,時折何かの用事で県外へ行ったりすることもあるわけでした。
 そういった機会に見つけた物件を小ネタ的に紹介しようというのが,出張物件であります。

 今回は仕事で名古屋へ行ったので,名古屋編であります。歩きに行ったわけではないので,行動範囲も限られておりますけれども。



 歩道を歩いていると,このような絵が歩道上に描かれていたわけでした。なんだか,ウルトラセブンあたりに出てきそうな○×星人の絵みたいなんでした。仮にヤゴナ星人としておきますが。
 名古屋はすでにヤゴナ星人に侵略されてしまっているんでありましょうか。街を行く人たちもみんなヤゴナ星人に精神を乗っ取られているんでありましょうか。油断していると後ろからいきなり噛み付かれて,噛まれた人も乗っ取られてしまうんでありましょうか。

 ということではもちろんなくて,見る方向が違っているんでした。逆方向から見ると名古屋城の形になっているんでありますね。よくわからないという方は,パソコンの前で逆立ちしてご覧下さいませ。逆立ちをする際は向きを考えないとパソコンと逆の方向を見てしまうので気をつけましょう。それはともかく。
 確かに,この先には名古屋城があるようなんでした。一度行ってみたいと思いつつも私はまだ行ってないですが。

 しかし実は本当にヤゴナ星人の紋章なのかもしれないでありますね。そして名古屋城はヤゴナ星人の本拠地なのかもしれないので,今度行くときは乗っ取られないように注意しないといけないかもしれないと思ったわけでした。





 こちらは杉田眼科さんの手作りカンバンのようなんでした。
「信号渡ってあとちょっと!!」であるということで杉田眼科さんの位置がよくわかり,実に微笑ましい感じのカンバンでありますね。

 微笑ましいながらも矢印を傾けて遠近感を出しているあたりはさすがであります。あるいはこの矢印は矢印ではなく,ばいきんまんのツノ(なのか?)のつもりだったりするのかもしれませんが。
 中央に描かれているところを見ると,作者はアンパンマンよりもばいきんまんの方が好きのようだし。医者でばいきんまんというのもどうなのかなという気もしますけれども。

 どうせならカンバンは手前ではなくこの先に置くというのがいいかもしれないでありますね。そして「あっ。過ぎた! 杉田眼科はこのうしろ!」とでもしておくと…あんまりよくないか。





 こちらは駐車場の注意カンバンであります。当たり前ではありますけれども,全国津々浦々に存在するものなんでした。

1.他車の迷惑にならぬこと
2.契約者以外は立入厳禁
3.塵芥などを捨てないこと
4.危険ですから中で遊ばないで!

とのことでありますけれども,やはり特徴的なのは3および4のルビでありますね。
「塵芥」と書いて「ごみ」と読む。「危険」と書いて「あぶない」と読む。

 まぁ,間違っているということではないわけですけれども,あえて漢字を使う必要があったのかどうかと思ってしまうわけでした。ルビを入れることを前提にレイアウトしているようだから,それなら最初からひらがなでいいんではあるまいかと。

 特に4なんかは口調からみても子どもに向けられていると思われるわけで,子どもが漢字のテストで「危険」に「あぶない」とふりがなを振ったらどうするんであろうかと思ってしまうんでした。

 いやホントにそう思ってるわけではないですけれども。むしろそういう読み替えができる子が育つ方が,マニュアル通りにしかできない子よりは面白いような気がするわけですけれども。





 例によって写真がヘタでありますけれども,こちらは「株式会社 太専」さんなんでした。
 人名にしろ社名にしろ名前をネタにして笑ってしまうのはよろしくないとは思いますけれども,どうしてもちょっと色んなことを連想してしまう名前なわけでした。

 世の中には色んな嗜好の人がいるわけで,太っているのがお好みである「デブ専」というのはむしろメジャーな嗜好のほうかもしれませんけれども,それを堂々と公言しているというのはなかなか潔いことであるなぁ。などと考えてしまうんでありますね。
 そういう嗜好を持つ人たちを社員として集めているんであろうか,それとも逆にみんな痩せているんだろうか,とか。
 倉庫には男女を問わず太い人たちが詰めこまれていて,冬でも熱と水蒸気が充満して窓ガラスはいつも曇っているいるんであろうか,とか。

 私もそこそこ太い方に分類されると思うので,倉庫に詰め込まれては大変だと思ってそそくさとその場から立ち去ったわけでした。



 今回の物件はすべて名古屋市。