小ネタ物件69


 さて,小ネタコーナーであります。物件としてはちょっとどうかな? と思うんだけれども,なんだか憎めないようなヤツらを集めてお送りします。本物件とどこが違うんだと思われるかもしれませんが,その辺は「なんとなく」なんでした。

  小ネタはある意味在庫整理のような一面を持っているのだけれども,在庫というのは別に品質が劣っているわけではなくて,店頭に並ぶタイミングに遅れてしまっただけというのも多いのだよなぁ。



 吉野家の牛丼はたまに食べたりしますけれども,最近ごぶさたであるなぁと思っていたわけでした。そんなときに見かけた吉野家のカンバン。
 …大人と子供で牛丼の値段が異なるということには,今まで気づかなかったんでした。しかし牛丼ってこんなに高いものであったか? 物価の上昇はここまで来ていたんでありましょうか。

 ということではなくて,どうやら下のほうは流行の廉価床屋さんのカンバンらしいんでした。いやまぁ,この三色のしましまと「カットのみ」を見ればだいたいわかりますけれども。

 しかし,床屋さんには店名なんかいらないんでありますね。とにかく髪が切れればいいと。特に廉価のところは。
 牛丼屋さんの場合はブランド重視なんでありますね。まぁ確かに,カンバンにでかでかと「牛丼100円」とだけ書かれていても,ちょっとそこで食べようとは思わないかもしれないんでした。

 新潟市中央区。




 まぁ,何のことはない風景なんですが。
 おそらくは,雪道に子ども用の帽子が落ちていて,見つけた人は落とし主が探しに来たときにわかりやすいように,反射ポールにかぶせてやったと。そういうことだと思われるんでした。

 しかし,帽子のかぶせ方がなんだかちょっとカワイイんでした。丸い反射材の部分が顔やら目玉に見えてしまうんでありますね。
 かぶせた人は,そういうカワイイ効果を狙ったのか,あるいは単に反射材が隠れてしまうとキケンだと考えたのか。前者なら文系,後者なら理系の人のようであります。

 この帽子のその後は知りませんけれども,ひょっとすると大晦日の夜,帽子をかぶせた人の家にこの反射ポールが仲間と一緒に宝物を持って恩返しに現れたかもしれないでありますね。

 新潟市東区。




 おそらくはこの設置型ガードレールの商品名が「ガードくん」なんであろうと思われるわけですけれども,どうも安直であるなぁと思ってしまうんでした。まるで,掲示板のタイトルには「ポン」をつければそれでいいと考えている人間のようであります。

 しかし,道路建設業界ではこのガードくんが大活躍なんでありましょうか。ごついガテンのおじさま達が「おーい。ここにガードくん連れてきて」とか「ガードくん,今日もしっかり安全を守ってくれよ」とか言ってたりするんでありましょうか。発注するときも「ガードくんを10人…いや10セットお願いします」とか言ったりするんでありましょうか。

 関係ないけれども,「刑事くん」と言えば桜木健一。「ザ・ガードマン」と言えば宇津井健。その二人が組んで新たなドラマを始めたりは…しませんね。

 新潟市中央区。




 これはまぁ,小ネタらしい小ネタでありますね。
 金3円とは,いかにも安い。100回駐車しても300円であります。

 逆に,3円などという小銭を払うというのは大人にしてみれば恥ずかしいことであって,そういった大人のプライドに訴えかけるという高度な作戦なのかもしれませんが。しれなくないか。

 実際には,3の右隣が一文字分空いているのは一目瞭然なのであって,3円では済まないらしいんでした。
「万」が妥当なところでありましょうか。
「百」や「千」ならラッキーというところか。
「3十円」とはあんまり書かないような気がする。書くとしたら「30円」か。
「億」だと年末ジャンボ宝くじを連番で買わないといけない。
「兆」だと国家予算であって,それを払える人はこんなところに違法駐車をする必要はないであろうと思われるんでした。まぁ,「ちぇっ。見つかっちゃった」と言って,ポケットの財布から3兆円分の札束を取り出すところを見てみたい気もしますが。

 新潟市西区。