イッて物件
イッて物件
今回の物件は,見る人によっては不快感を覚える可能性のあるものであります。年末の紅白歌合戦でNHKに抗議の電話をしたようなタイプの方は,写真を見る前にやめておいたほうがよろしいでしょう。遅いか。
まぁ,そういうタイプの方はハナからこんなサイトを見に来ないような気もしますが。
…ということで,よろしいでしょうか。
フーゾク系のモノというのは面白いものが多くて,AVのタイトルやら広告やら店名やら,笑ったりうならされたりするものが多かったりするわけでした。そういう才能をもっと別のところに活かしてくれれば,もっとよりよい世界が出来るような気がしますけれども,そういうものでもないのかもしれない。
まぁ,なにはともあれとにかく面白いんでした。
しかし逆に言うならばそれは「面白くなるように作られている」わけであって,「面白くなってしまっている」ことをよしとする路上観察的には,ちょっとストライクゾーンをはずれてしまったりすることが多いわけでした。
だから,フーゾク関係に面白いものが多いのは確かなのだけれども,なかなかうちの物件としては出てこなかったりするんでした。
そんなこんなで,ようやく上の写真の物件であります。
「北斗の拳」のケンシロウらしき人物が描かれていて「お前はもう イッている 北斗」と書かれているこのカンバン。これを見ただけで,私などはもう笑い転げてしまったわけでした。
いや転げはしませんでしたけれども,「ぶは」という声が口から漏れてしまったのは事実であります。そして「やっぱりやるな。フーゾク」とも思ったわけでした。
しかし冷静に考えてみると,このカンバンをなぜフーゾクと認識してしまうんであろうかとも思ってしまうんでした。
別にHな絵柄や女性が描かれているわけでもなく,店名もそれを連想させるものでは全然ない。「イッている」という言い方が該当すると思われますけれども,「お前はもう死んでいる」というキメ台詞を言い過ぎて飽きてきたケンシロウがちょっとバリエーションを持たせて「逝っている」と言ったとしてもおかしくはないんではあるまいかと,思ったりもするわけでした。おかしいか。やっぱり。
あるいはこのお店はゴマの専門店であって「お前はもう炒っている」のかもしれないし,あるいは客自身に焙煎もさせてくれるマニアックな喫茶店で「お前はもう煎っている」のかもしれないし,あるいは射的のお店であって「お前はもう射っている」のかもしれないんでした。しれなくないか。
とまぁ,そういった諸々の可能性もあるわけですけれども,立地や上に見えるカンバンから言ってもやはりこのお店はフーゾク店である可能性が非常に高いんでした。お店に入ったわけではないので真実はわかりませんけれども。
しかし,ここがやはりフーゾク店であったとして,このカンバンの効果というのはいかほどなんでありましょうか。
「もうイッている」のならこのお店に入る必要はないような気がするし。
店内でサービスするのがケンシロウのようなアニキタイプの人なのかもしれないという疑念もあって,胸に7つの傷が無いところを見ると,世界が核の炎に包まれる前のケンシロウ本人がここでバイトしているのかもしれないし。
女性だとしても北斗晶タイプだったらちょっとアレな感じだし。失礼か?
まぁなんにせよ,そういった様々な疑問を解消するためにはこのお店にイッてみるのが一番であるのかもしれないんでした。怖いから私は行きませんが。たぶん。
「イッている」は新潟市・弁天1あたり。