ビミョー物件

ビミョー物件



 今回は路上の物件というのからはちょっと外れるような気がするし,ごく私的な物件ですけれども,まぁたまにはよろしいかなと。

 ということで,上の写真はうちの近所のゴミ捨て場付近であります。このゴミ捨て場と隣のブロック塀の間には隙間があって,これがビミョーなんでした。

 近所のコンビニから歩いて家に帰ろうとすると,この隙間を通ることによって多少の時間短縮がはかれるわけですけれども,はたして自分がこの間をすり抜けることができるのかどうか。わからないんでした。

 この隙間は測ってないけれどもおよそ30から40センチ。子どもなら楽に通れそうだし実際によく通っているようですけれども,大人でちょっと胴回りに難のある私にはどうなのか。ビミョーなところであります。

 単に30センチのスリットをすり抜けるということであればできそうでありますけれども,この隙間にはおよそ1メートルというビミョーな奥行きがあり,さらに奥のほうはビミョーに狭くなっているようで,途中で動けなくなってしまうかもしれない恐怖があるわけでした。

 もし動けなくなってレスキュー隊によって救助されるなどということになったら,その作業は近所の人たちの衆人環視の下で行われるであろうし各局ワイドショーはその様子を生中継しつづけるであろうしコメンテーターは訳知り顔で「こんなことが起こるのはすべて政治が悪いのだ」と言い出すであろうし世論もそれに流されるだろうしそれを受けて国会は解散してしまうであろうと思われるんでした。

 思われないか。まぁなんにせよ恥ずかしい状況におちいりそうであります。

 そして,もしこの隙間を通ることによる時間短縮が10分とか20分ということであればチャレンジする価値はありそうですけれども,実際の見込み短縮時間は1〜2分であって,そのチャレンジにおける対リスク効果というのはやはりビミョーなところであります。

 ということで,幅,奥行き,形状,短縮時間といったいくつかのビミョーにより,私は今日もこの隙間を横目でながめつつコンビニからの帰り道を急ぐのでありました。


 オマケ。某スーパーの家庭用品売り場であります。
 他の棚には「調理用品」とか「お風呂用品」とかの札が掲げられていて,そういった用品が売られているのがわかるわけですけれども,この棚の札は「菊池桃子」なんでした。

 …これはやはりあの菊池桃子さんが売られているんでありましょうか。んー,ラムー。

 まぁ,おそらくは菊池桃子さんが紹介してるとかプロデュースしてるとかという類の物を売っているのだと思われるわけですけれども,ひょっとするとご本人を売っているのかもしれない。だとすると,どういう売り方をしているんでありましょうか。

 パーツ売りだとすると…ちょっとホラーでありますけれども,人気の箇所とかあるんでありましょうか。
 時間売りだとすると…ちょっと買ってみたいような気もしますけれども,ダンナさんやお姑さんは了承しているんでありましょうか。
 桃子さん,昭和43年生まれ…。んー,時間売りもビミョー…か?
 何を言ってるやら。ファンの方がいらっしゃいましたらお詫び申し上げます。

「ビミョー隙間」は新潟市・中山6あたり。
「ビミョー桃子」は新潟市・某JASC◎内。