漬物件
漬物件
このカンバンはさる漬物屋さんの店頭にあるもので,特におかしなことも書いていない,ごく普通のまっとうなカンバンであるんでした。
そこに実在するモノがまっとうであるにもかかわらずそれが物件になってしまう場合,まっとうでないのは観察者のアタマの中であるということになろうと思われるわけであります。
ということで,今回私はこのカンバンに書かれている「しその実漬」を,「しそのみづけ」ではなくて「しそのじっせき」と読んでしまったわけでした。
もちろん,その3秒ほど後には「ああ。これは績ではなくて漬であるよなぁ」と理解したわけですけれども,その3秒弱の間には「ん。しその実績というのは何であろうか。しそに含まれている栄養素で病気がよくなったなんていう話をアルアルとかミノサンでやったんであろうか」などと考えたりしたんでした。
そして「漬」を「績」と読んでしまったことに気づくと,今度は妄想が暴走を始めてしまうわけであります。
しその産地では「しその実債」なんていう地方債もありそうであるよなぁ…とか
「しその実責め」というのは拷問になりうるであろうか。どちらかというとプレイっぽいよな。「ほお〜ら。このしその実をオマエの○○な□□に△△して××にしてくれるわ」…とか。
何だ,プレイって。
つけものを読み間違えただけでこんな妄想を働かせる路上観察者というのは,うつけものでありましょうか。あ,ダジャレだ。
ちなみに,同じカンバンには他の種類の漬物も列記されているんでした。
「長いもゆず風味漬」というのはなんだか「成長して長くなるととても良い味を出すが高価である『もゆず』という植物の味に似せた別の植物の漬物」のような感じであります。
「昆布〆大根」は大人なら「こぶじめだいこん」と読めそうでありますけれども,こどもは「こんぶのだいこん」とは一体なんであろうか? とか疑問を持ちそうであります。それは私か。
「漬物各種」は新潟市・秣川岸通1あたり。
※注 文中の○○には「真っ白」,□□には「ご飯」,△△には「まぶ」,××には「しその実ご飯」などを入れて読むとよいでしょう。