エステ物件
エステ物件
私はエステというのを体験したことがないしその概念すらもよくわかっていませんけれども,おそらくそれはマッサージやら東洋医学やら秘密の薬やらその他様々な道具・方法を用いて人体の痩身美容を行なうことなんであろうと思っているんでした。
そこで,上のハリガミであります。通常「○○エステ」という場合には,エステの種類やら方法を指す場合が多いのではあるまいかと思うわけでした。
しかしこのハリガミの場合はそうではなく,「お手持ちの着物をキレイにいたしましょう」という意味合いであろうと想像できるんでありますね。
想像できるわけですけれども,その正しい想像をあえて迂回して考えてみる,すなわち「これは着物を着て行なう人体エステである」と考えてみると,それもあながち間違いでないような気もしてくるわけでした。
「しみ抜き」というのはやはりお肌のしみを気にしている女性は多いであろうし,「染め替え」は髪やら肌やらを別の色に染めてキレイになろうということのように思えるし,「洗い張り」はお肌の汚れを落として張りをもたせることのように受け取れるわけであります。
そして「んー。これはもう骨格からやり直したほうが早いですね」という人には「仕立て直し」が待っているのかもしれないんでした。
さらに,キレイになると街には様々なキケンが待ち受けているので,暴漢に襲われたときの非常用武器として目からビームが出るような「ガード加工」がアフターサービスとしてあるのかもしれないわけでした。ないか。だいたい全然着物を着るのと関係ないな。
あるいは,これは「内臓からキレイになろう」という「肝のエステ」でありましょうか。誰から見られることもないのに,胃やら心臓やら肝臓をキレイな色に染めてあったりするというマニアックなエステ。
まぁ,色で染めることはなくても,肝臓の脂肪をとったりするのは重要なことかもしれませんけれども。
もうちょっと現実的な「きものエステ」の方法としては,高額な着物を買うという方法がありますですね。
何百万もする着物をとにかく買ってしまうことによって,食費を切り詰めたり交通費を節約するために歩いたり冷房費を削って汗をかいたりしているうちに,自然とダイエットできるかもしれないわけでした。
さあ,この夏,きものエステをあなたもどうぞ。
「きものエステ」は五泉市・吉沢1あたり。