優しい物件

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 ダイオキシンというのは,「なんかよくわからんけれども物燃やすと出てくる体によくないもの」という,少なくともこの程度の認識がすでに日本国民全てに行き渡っているのではないかと思われるわけで,その前提に立てばこのカンバンもおかしな事は感じられないのでした。

 ただ,ダイオキシンという言葉を知らない人がこのカンバンをみた場合はどのように受け取るのか。
「そーか。ダイオキシンというのは地球環境に優しいのだな。なに?そのダイオキシンを抑制するということは,これは地球を破壊する悪魔の兵器ということか。しかも名前がクスクスとはふざけている。許せんっ。変身!とぉっ!」
という具合に,この「半乾留・負圧燃焼方式焼却炉」はショッカーの秘密兵器として仮面ライダーに壊されてしまうかもしれないのでした。