誰が為に物件

誰が為に物件


 これは新潟駅のバスターミナルにある,行き先表示板であります。この行き先表示板の行き先は英語表記もかっこ付きで併記してあり,新潟も国際都市を目指そうとしてるんだなぁ,と思わせるわけです。
 が,この文章を外人さんの立場で見たときにどうなんだろうか,と思ってしまうんですね。「prefectural library」へ行きたい外人さんは,はたして「女池愛宕行」のバスに乗って,「野球場・科学館前」で降りるだろうか。しかも,「愛宕」なんていう,日本人でも3割しか読めない地名で(ホントか?)。そういえば,新潟市外の人は「女池」も読めないかもしれない。
 そうすると,少なくともこの文は外人さん向けではないんですね。では,誰のために「prefectural library」なんていう私も知らなかった英語を付けているのか。これは,図書館で勉強しようという真面目な受験生のために書かれているのではないか,と私は読むわけです。
 受験生のみんな。来年の入試には「prefectural library」が出るぞ!